
幻想的な廃墟が人々を魅了
X(旧Twitter)ユーザーのはほ(@Kumotorikawano)さんが9月3日、自身のXを更新しました。
投稿主のはほさんは「昭和26年に建てられた雲上の楽園と呼ばれたアパート群跡地」という言葉とともに、草木に覆われた巨大な廃墟アパートの写真が添えられており多くのユーザーの注目を集めています。
投稿された写真には緑が生い茂る中に巨大なコンクリート製の建物が横たわっており、異様な雰囲気を醸し出しています。
このアパート群はかつて「雲上の楽園」と呼ばれた岩手県八幡平市にあった松尾鉱山のアパート群跡地です。
松尾鉱山はかつて東洋一の硫黄鉱山として栄え、最盛期には1万5千人もの人々が暮らしていました。
このアパート群もその住居として利用され、当時はモダンな建物として人々の憧れの的だったと言われています。
しかし、閉山とともに無人となり現在では「廃墟の聖地」として知られています。
この写真を見て、なんとも言えない切なさと廃墟が持つ独特の迫力に引き込まれてしまいました。
かつてはたくさんの人々の生活があり、子供たちの笑い声や家族の温かい団らんが響いていた場所が時を経て静かに朽ち果てていく姿は、どこか神秘的で想像力を掻き立てられますね。
「雲上の楽園」という美しい名前と荒涼とした現在の姿のギャップもまた心を揺さぶります。
人生の縮図を見ているようなそんな気持ちになりますね。
女性の一人旅や、カメラ女子の聖地として訪れてみたいという気持ちが湧いてきます。
この投稿にはその迫力に驚く声が多く寄せられました。
「凄い〜異様な迫力・・」
「チェルノブイリの廃ビルみたいと思う」
また「昭和期に大量に作られた団地は子供達が巣立ち、老夫婦だけの世帯になり、いまや朽ち果てていくのみ」といった廃墟が持つ背景に思いを馳せるコメントも寄せられ、多くの人々の心に深く響く投稿となりました。
※当記事では、X社(旧Twitter社)の「ユーザーの権利およびコンテンツに対する権利の許諾」に基づき、ポスト(投稿)を引用・掲載しています。
昭和26年に建てられた雲上の楽園と呼ばれたアパート群跡地 pic.twitter.com/LlZfT2jxxx
— はほ (@Kumotorikawano) September 2, 2025