中国政府による訪日旅行制限の報道を受けてタレントのフィフィが私見
中国当局が国内の旅行会社に対し、日本への旅行者数を従来の約6割まで削減するよう指示を出していたというニュースが波紋を広げています。報道によると、11月後半から治安の悪化を理由にビザの申請数を制限するよう通達があり、その影響は来年3月まで続く見通しだといいます。この異例の事態に対し、エジプト出身のタレントであるフィフィさんが自身のXで鋭い指摘を投げかけました。
フィフィさんは12月25日の投稿でこの話題に触れ、政府が指示の内容を口外しないよう口止めまでしていた点に言及しています。その上で、このような制限を行ったとしても、困るのは違法な民泊や白タクなどで中国人観光客の恩恵を受けていた層に限定されるだろうと分析しました。むしろ一般的な日本国民にとっては、混雑が緩和されることで快適な国内旅行が楽しめるようになり、今回の決定を歓迎しているはずだと持論を展開しています。
SNS上ではフィフィさんのこの意見に対し、多くのユーザーが即座に反応を示しました。寄せられたコメントの中には
「旅行者を10倍にするぞと言われたほうが脅威がでかそうですね」
といった皮肉を交えたものや
「6割じゃなくて10割に何故しない」
というさらに厳しい制限を望む声が目立ちます。中には
「なにが6割なんだ、ゼロにしろ」
「ゼロでなんの問題もないです」
といった、観光公害やマナー問題を背景とした切実な本音も溢れていました。
また「なんだ 4割しか減らしてくれないのか」や「もう訪日は禁止しろ」といった声に加え「6割とか中途半端なこと言ってんなと思いませんか」と、中国側の対応の中途半端さを指摘する意見も散見されます。インバウンド景気が叫ばれる一方で、静かな環境を取り戻したいと願う日本国内の複雑な心情が、フィフィさんの投稿をきっかけに浮き彫りになった形です。
こうした動きは、単なる外交上の駆け引きを超えて、これからの日本の観光の在り方を問い直す契機になるかもしれません。依存しすぎるリスクと、本来あるべき旅の質のバランスをどう取るべきか。
多くの人々が「快適さ」という言葉に反応した事実は、決して無視できない重みを持っています。














