米サイトの「30発予測」にSNSでは期待と不安が交錯
プロ野球ヤクルトの村上宗隆が、ポスティングシステムを利用して米大リーグのシカゴ・ホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約53億7000万円)で契約合意に至りました。12月23日には本拠地シカゴで入団会見が行われ、背番号「5」のユニフォームに袖を通した若き大砲は「勝つこと、成長すること、挑み続けることが目標」と英語を交えて力強く宣言しました。
25歳という若さで海を渡る村上ですが、2025年シーズンは怪我の影響もあり56試合の出場に留まりました。それでも打率.273、22本塁打、OPS1.043と驚異的な数字を残しており、その天性のパワーはメジャーのスカウト陣からも高く評価されています。一方で、近年増加傾向にある三振率や守備面への懸念から、当初予想された超大型契約には届かなかったとの見方もあります。
米統計サイト「Fan Graphs」の成績予測システム「Steamer」によると、メジャー1年目の村上は「138試合に出場し、打率.231、30本塁打、75打点」をマークすると算出されました。もし1年目から30本塁打を達成すれば、日本人メジャーリーガーとしては松井秀喜や大谷翔平をも上回る歴史的快挙となります。
SNS上では、この具体的な予測数字を巡ってファンから熱い声が次々と上がっています。
「打率.231で30本なら、今のホワイトソックスなら立派な主軸。ホームラン王争いに食い込んでほしい」
「三振が多くても村上らしい豪快な一発が見たい。1年目から30本打ったら新人王も夢じゃない」
期待の声が目立つ一方で、適応を心配する意見も見られました。
「メジャーの動く球に苦労しそうだけど、まずは1年間怪我なく完走してほしい」
「2年契約は村上なりの勝負。ここで結果を出して、27歳で再びFAとして巨額契約を勝ち取ってほしい」
村上が選んだ「2年契約」という期間に彼の強い自負を感じます。あえて短期契約を結ぶことで、自らの価値をメジャーの舞台で証明し、その先にさらなる高みを見据えているのでしょう。昨季100敗以上を喫した再建途上のチームにおいて、村上が「勝利の文化」をもたらす存在になれるのか、日本中の野球ファンがその一振りに注目しています。
今回の挑戦は、単なる移籍ではなく「世界のムラカミ」への第一歩。
三振を恐れず、シカゴの空に何本のアーチを描いてくれるのか、2026年シーズンの開幕が今から待ちきれません。














