「壊れたテープレコーダーのよう」野田代表が指摘した高市首相会見の違和感
通常国会の召集を目前に控えた20日、政治の世界に激震が走りました。高市早苗首相が23日の衆院解散を電撃表明したのです。この動きに対し、立憲民主党の野田佳彦代表は、強い言葉でその手法を批判しました。
高市首相は会見の冒頭、30分もの時間を割いて自らの政策を熱弁。しかし、野田氏はその内容について、昨年の総裁選の繰り返しに過ぎないと一蹴しました。「なぜ解散するかというお話じゃなくて、去年の総裁選挙でおっしゃったことを、繰り返し言っている。壊れたテープレコーダーのような話なんです」と、首をかしげながら不快感をあらわにしたのです。
本来であれば、23日から始まる国会で施政方針演説を行い、野党との論戦を通じて予算や法案の是非を問うのが筋ではないか。野田氏は、熟慮のプロセスを飛ばした強行姿勢に、民主主義の形骸化を感じ取っているようでした。
解散のタイミングについて、高市首相は「高市早苗が内閣総理大臣でよいのかどうか、国民の皆さんに決めていただく。それしかない」と説明しました。この、いわば「自分への信任投票」という理屈に対し、野田氏の批判はさらに熱を帯びました。「人気投票じゃないんですよ。国費700億円も投じて人気投票やれって話ですか。全然間違っている」と断じたのです。
この「700億円の人気投票」というキーワードは、SNS上で大きな波紋を広げました。物価高に苦しむ国民感情を代弁するかのような野田氏の訴えに、多くのユーザーが反応しています。
『政策論争から逃げて、勢いだけで選挙に突っ込むのはあまりに不誠実だ』
『700億円という数字の重みを考えてほしい。もっと議論すべきことが山積みのはず』
『解散権の乱用と言われても仕方ない。まずは国会で説明を尽くすのが先だ』
といった、性急な解散に対する疑問の声が目立ちました。
一方で、
『新政権の信を問うのは当然の権利だ。早く審判を下してほしい』
という意見もありましたが、具体的な政策の詰めが甘いまま選挙戦に突入することへの不安は、拭いきれない様子です。
今回の解散表明は、自民・維新の連立政権としての是非を問う側面もありますが、野田氏が指摘するように「国会での議論」をスキップした印象は拭えません。
多額の税金を投じる以上、そこには明確な「大義」と「納得感」が必要です。














