違和感の正体は「1台のスマホ」
きっかけは、夫の些細な行動の変化でした。
以前は無造作に放り出されていたスマホを、片時も離さず持ち歩くようになったのです。
トイレやお風呂にまで持ち込み、何かに怯えるようにコソコソと画面を操作する姿。
「何か隠している」
直感は当たりました。隙を見て確認したスマホの中には、見知らぬ女性との生々しいやり取りが並んでいました。
20年間の信頼が、音を立てて崩れ去った瞬間でした。
逆ギレして逃げ出した夫
怒りと悲しみに震えながら、私は証拠の写真を夫に突きつけました。
言い逃れのできない事実を前に、夫が取った行動は謝罪ではなく「逆ギレ」でした。
「勝手に見るなんて最低だ!」「お前がそんなだから俺は外を向いたんだ!」
そんな自分勝手な言葉をまき散らし、夫はそのまま家を飛び出していきました。
残された私は、静まり返った部屋で一人、これまでの20年を振り返りました。
尽くしてきた日々、共に乗り越えた苦労。それらすべてを否定されたような虚しさが込み上げましたが、同時に、ある「決意」が固まったのです。
私の決断
翌日、夫は何事もなかったかのような顔で帰宅しました。
謝るわけでもなく、ただ平然と元の生活に戻ろうとするその図々しさに、私の中の何かが完全に吹っ切れたのです。
私は、これまでで一番の最高の笑顔を浮かべて、夫にこう言い放ちました。
「あなたのこと、のし付きで不倫相手にプレゼントしてあげるわ」
呆然とする夫を置き去りにして、今度は私が家を出ました。
追いすがろうとする声も、もう私の耳には届きません。
現在は離婚調停の真っ最中です。
話し合いは楽なことばかりではありませんが、心は驚くほど軽やかで、スカッとしています。
「我慢することが美徳」だと思っていた時期もありました。
でも、自分の尊厳を傷つける相手と一緒に居続ける必要なんてありません。
20年の節目に起きたこの出来事は、神様がくれた「新しい人生への招待状」だったのだと思っています。
今は、自分自身のために使う時間と自由を、心から楽しんでいます。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














