「あ、ありがとう……。これ、自分で包んだの?」彼がくれた誕生日プレゼントに感じた違和感。スマホで商品名を検索すると、最悪の事実が…
彼からの誕生日プレゼント
あれは私が40代を迎えて最初の誕生日のことでした。
当時付き合っていた彼と食事に行き、帰り際に彼がゴソゴソと鞄から何かを取り出しました。
「これ、誕生日プレゼント。おめでとう」
差し出された箱を見て、私は一瞬固まってしまいました。
なんというか、包装が独特だったのです。
明らかに文房具屋で買ったような包装紙に、指紋がついたセロハンテープがペタペタと貼られています。
「あ、ありがとう……。これ、自分で包んだの?」
「そうそう!店で頼むより気持ちが伝わるかと思って」
満面の笑みの彼。
まあ、一生懸命やってくれたなら……と気を取り直して開けてみると、出てきたのは「簡易保湿器」でした。
「最近、乾燥が気になるって言ってたからさ」
「あ、うん。ありがとう。気が利くね」
その場では笑顔で受け取りましたが、帰宅してから「これ、使い方はどうなんだろう?」とふと気になり、スマホで商品名を検索してみました。
すると、画面に表示された情報に驚きました。
中古品のプレゼント
『製造・販売終了(約10年前)』
「えっ……10年前?」
まさかと思い、改めて箱や本体を詳しく見てみました。
未開封の新品ならあるはずのテープの封がなく、説明書も少し黄ばんでいます。
脳裏に浮かんだのは、近所にあるリサイクルショップや古本屋の家電コーナー。
「嘘でしょ……彼女の誕生日に、リサイクルショップで買った中古品?」
百歩譲って、ヴィンテージのアクセサリーや家具なら分かります。
でも、これは保湿器です。
水を入れて蒸気を出す、衛生面が気になる家電です。
前の持ち主がどんな風に使っていたかも分からないものを、よりによって誕生日に?
怒りを通り越して、サーッと血の気が引いていくのを感じました。
数日後、何も知らない彼からメッセージが来ました。
『保湿器、使ってる?調子どう?』
スマホの画面に向かって、思わず叫んでしまいました。
「誰が使うか!!」
もちろん、保湿器そのものに罪はありません。
でも、それを「プレゼント」として渡してくる彼の神経がどうしても理解できませんでした。
お金がないなら無いで、もっと違うやり方があったはずです。
「もう、無理」
それまで彼に対して抱えていた「ちょっとした違和感」が、この一件で確信に変わりました。
後日、彼を呼び出し、私はすべてをぶちまけました。
「あのさ、あの中古の保湿器、なに?私への気持ちってその程度だったの?」
「えっ、いや、あれは安くて良さそうだったから……」
「値段の問題じゃないの。衛生用品を中古で渡すその感覚が無理!」
溜まっていた不満をすべて吐き出し、その場でお別れしました。
プレゼントなしの方がよっぽどマシだった……そんな、ほろ苦い誕生日の思い出です。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














