「私、離婚したの」自慢話ばかりの男と離婚した友人。その離婚した男が、突然私の家に…一体なぜ?
「思い込み」で友人を追い詰めた男
私には、学生時代からの長い付き合いになる友人がいます。
彼女は気立てもよく、自慢の友人です。
数年前に彼女が結婚したとき、私は心から祝福しました。
しかし、その後紹介された彼女の夫に会って、その気持ちは少し曇ってしまいました。
「俺の仕事はさ、これくらいの規模で動かしてるから」
「この時計?海外の限定品でさ、手に入れるのに苦労したんだよ」
会うたびに繰り返される自慢話。
私の話など上の空で、自分のことばかり話す彼に、私は正直うんざりしていました。
(なんであんな人と結婚したんだろう……彼女にはもっと素敵な人が合うはずなのに)
笑顔で相槌を打ちながらも、心の中では「友人にはもったいない」という思いが消えませんでした。
その後、私が遠方に引っ越したこともあり、彼らと会う機会は減っていきました。
そしてしばらく経ったある日、友人から連絡が入りました。
「私、離婚したの」
驚きよりも、「やっぱり」という思いと、「よかった」という安堵が先に立ちました。
彼女なら一人でも、もっと素敵な人生を歩めるはず。
そう思っていた矢先のことです。
インターホンが鳴り、モニターを見るとそこにはなんと、友人の元夫の姿が。わざわざ私の引越し先を探して訪ねてきたのです。
「あいつが何したか知ってるか?不倫だよ、不倫!」
開口一番、彼は血走った目で叫びました。
あまりの剣幕に驚きましたが、私はすぐに言い返しました。
「まさか。彼女に限ってそんなこと、あるわけないでしょう?」
「君も騙されてるんだよ!俺はずっと騙されてたんだ。別れてからやっと気づいたんだよ!」
彼は聞く耳を持ちません。
「俺は絶対に許さない。証拠を集めてやる」
そう捨て台詞を吐いて帰っていきました。
それから彼は、「証拠集め」という大義名分を掲げ、共通の知人たちに友人の悪口を言って回りました。
「あいつは俺を騙して不倫してたんだ」
「男と遊び歩いてた」
根も葉もない噂はすぐに広まり、友人はひどく傷つきました。
私も彼を止めるのに必死でした。
しかし、結末はあまりにも呆気ないものでした。
事実は…
結局、不倫の事実など何ひとつ出てこなかったのです。
すべて彼の「思い込み」と「勘違い」だったことが判明しました。
「……どうやら、俺の早とちりだったみたいで」
後日、人づてに聞いた彼の言葉に、開いた口が塞がりませんでした。
自分のプライドを守るために、元妻を悪者にしたかっただけなのかもしれません。
友人が受けた心の傷は消えませんが、あんな厄介な人と完全に縁が切れて本当によかった。
心からそう思った出来事でした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














