「45分働いて、15分トイレ休憩」を繰り返しサボる正社員。だが、取引先からの電話で天罰が下る
トイレでサボる正社員
「えっ、またいない……」
これは私が以前、ある会社で契約社員として働いていた頃の話。
当時、同じ部署にいた「総合職正社員」の男性に対して、私は毎日ある不満を抱えていました。
ふと時計を見て、彼の方を向くと、あるはずの背中がない。
彼の行動パターンは、あまりにも規則的すぎました。
「45分働いて、15分トイレ休憩」
まるで学校の授業と休み時間のようなサイクル。
最初は「お腹の調子が悪いのかな?」「水分を摂りすぎちゃった?」なんて心配もしていました。
でも、それが毎日、毎時間続くのです。
「プルルルル……」
彼のデスクで鳴り響く電話。当然、本人は不在。
私は自分の手を止めて受話器へ。
「お電話ありがとうございます。申し訳ございません、あいにく席を外しておりまして……」
「またですか? さっきもかけたんだけれど」
「申し訳ございません、戻り次第こちらから折り返させますので」
電話を切った後、漏れるため息。
(私の仕事だって山積みなんだけどな……)
彼が戻ってくるのはきっかり15分後。
「ふう、疲れた」と言わんばかりにドサッと椅子に座り、スマホをチラッと見てからようやくPCに向かう始末。
上司に相談するも
あまりに頻度が多いので、ある日、雑談のついでに上司へ相談してみました。
「〇〇さん、頻繁に席を立たれますけど、どこかお加減でも悪いんでしょうか?もしそうなら、電話対応の分担とか考えたほうがいいかなって……」
すると上司は、あっけらかんと一言。
「あいつ?いやいや、先月の健康診断もオールAだったらしいよ。ただのサボり癖じゃないか?まあ、仕事が回ってるならいいけどさ」
(……えっ、病気じゃないの!?)
その瞬間、私の中の「モヤモヤ」が一気に爆発。
彼は正社員。私は契約社員。
当然、お給料もボーナスも、彼の方が圧倒的に上。
「契約社員の私が、正社員の彼がサボっている間の尻拭いをして、電話対応に追われている……」
納得がいかない日々。しかし、天罰は突然下りました。
ある日の午後、いつものように彼が「定例休憩」へ消えた直後のこと。
血相を変えた部長がフロアに飛び込んできました。
「おい!今すぐ〇〇を出せ!取引先から緊急のクレームだ!」
しかし、彼の席はもぬけの殻。
「あいつ、こんな時にどこへ行ったんだ!?」
「えっと、いつものお手洗い休憩かと……」
部長の顔色がみるみる変わります。
そこへ、何も知らない彼が「ふう、スッキリ」といった顔で悠々と帰還。
その瞬間、フロア中に雷が落ちました。
「お前、仕事中に何回席を立ってるんだ!!緊急時にいないなんて、何のための担当だ!!」
部長の激昂に、青ざめて直立不動になる彼。
「いや、その、体調が……」
「嘘をつくな! さっきトイレでスマホゲームしてたのを見たぞ!!」
なんと、別件でトイレに行った部長に目撃されていたのです。
言い逃れのできない決定的な証拠。
その後、彼は厳重注意を受け、こまめな離席は禁止に。
さらに、サボっていた分の業務の遅れを取り戻すため、膨大な仕事を振られる羽目になりました。
それからは彼が席を立つこともなくなり、私の電話対応も激減。
必死にキーボードを叩く彼の背中を見ながら、心の中で小さくガッツポーズ。
「真面目にやる人が損をする」
そんな結末にならなくて、本当によかった!
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














