「どうせ中卒だから」夫の親戚から感じる学歴マウント。だが、私の悔しさを晴らしてくれたのは息子の努力だった
教育一家
結婚したのは、夫の兄弟たちとほぼ同じ時期。
夫の実家は、親戚の誰もが名の知れた大学を出ている、いわゆる「教育一家」です。
その中でただ一人、私の夫だけが中卒でした。
お盆やお正月、親族が集まるたびに感じるのは、ひたすら居心地の悪さと肩身の狭さ。
面と向かってあからさまにけなされることはありません。けれど、飛び交う会話の端々に冷たいトゲがあるのです。
「やっぱり、子どもの教育環境は大事よね」
「うちは最低でもあの大学には行ってもらわないと」
「まあ、親の学歴って子どもに影響するって言うしね……」
笑顔の裏に隠れた見下すような視線。
台所の奥からふと耳に届くヒソヒソ話。
「どうせ中卒だから」という無言のレッテルが痛いほど伝わってきて、集まりのたびに胃がキリキリと痛む思い。
私はただ、じっと愛想笑いを浮かべてやり過ごすしかありませんでした。
悔しさを息子が晴らした
しかし、そんな長年の悔しさを、他でもない私たちの息子が晴らしてくれたのです。
「お母さん、この図鑑おもしろいよ!」
「僕、この問題どうしても解きたいんだ!」
我が子ながら、本当に勉強が大好きな子へと成長。
親から「勉強しなさい」と言ったことは、実は一度もありません。
それでも自ら机に向かい続け、なんと難関の国立大学に見事合格したのです!
「お母さん、受かったよ!」
「よく頑張ったね!本当におめでとう!」
息子の探求心はそれだけにとどまりません。さらに大学院へ進み、ついには「博士号」まで取得するという快挙。
すると、親戚たちの態度は見事に一変しました。
「いやあ、本当に立派になって!」
「昔から、この子は絶対に賢くなるって思っていたのよ」
「今度、うちの孫にも勉強のやり方を教えてやってくれない?」
あんなに陰でコソコソと言っていた人たちが、すっかり手のひらを返して息子を大絶賛するではありませんか。
もちろん、私たち夫婦に対する嫌味や陰口もパッタリと止み、今に至るまで一切何も言われません。
夫が中卒というだけで浴びせられ続けた、あの冷ややかな視線。
長年胸につかえていた痛みが、スーッと消え去っていく爽快感。今はただただ、心の底からスカッとした気持ちでいっぱいです。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、60代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














