
公判の裏で進むビジネス展開、山梨での出店告知に漂う違和感の正体
都内のロケバス車内で女性に暴行を働いたとして、不同意性交と不同意わいせつの罪に問われている元ジャングルポケットの斉藤慎二被告。先日、東京地裁で第2回公判が開かれたばかりですが、その公判と並行するように進められているあるビジネスが、ネット上で大きな波紋を広げています。斉藤被告がプロデュースに携わるバームクーヘンブランド、クーヘンSAITOの公式Xが、3月20日から山梨県甲府市内で出店を行うと発表したのです。
驚くべきは、その告知画像の内容でした。自身のイラストとともに、本人来店、写真撮影なども行います、という一文が堂々と記されていたのです。刑事事件の被告人という身の上のまま、ファンとの交流を目的とした集客イベントを大々的に打ち出す姿勢は、これまでの芸能界の常識を覆すものといえるでしょう。
この動きに対し、SNS上では戸惑いや厳しい批判の声が相次いでいます。
『裁判中なのに、まるで何事もなかったかのように営業活動をする神経が理解できない』
『被害者がいる事件なのだから、せめて判決が出るまでは自粛するのが筋ではないか』
『本人に会いたいと思う人がいることも驚きだし、このタイミングでイベントを強行する周囲の判断も疑問』
一方で、法的な観点から見れば、身柄を拘束されていない以上、生計を立てるために働くこと自体は制限されません。しかし、エンターテインメント業界における社会的責任や、被害感情への配慮という側面から見れば、この積極的な露出はあまりにもリスキーな選択に映ります。反省の意を示しながら法廷に立つ姿と、笑顔で写真撮影に応じる現場のギャップに、多くの人々が釈然としない思いを抱いているのは事実でしょう。
19日の投稿でも、当初の予定通り販売を開始することが改めて告知されました。場所は甲府市内の老舗ペットショップ前。この週末、現地にはどのような光景が広がるのでしょうか。罪の重さを問う法廷の厳粛な空気と、甘い香りが漂う販売ブース。あまりにも対照的な二つの世界を同時に歩もうとする斉藤被告の姿に、世間の関心は冷ややかな好奇心へと形を変えつつあります。
ビジネスとしての継続は自由だとしても、そこに漂う一種の開き直りとも取れる演出が、今後の判決や社会復帰の道のりにどう影響するのか。
注視していく必要がありそうです。














