初めての出産。「ちっちゃくて可愛いねえ」と面会に来てくれた母の言葉。だが、続く母の信じられない言葉に耳を疑った
待ちに待った面会。そこで母が放った言葉とは
昨年、私は初めての出産を経験しました。
選んだのは、あらかじめ日にちを決めてお産を進める無痛分娩。
陣痛を促すお薬を使い、2日目にしてようやく元気な産声を聞くことができたのです。
疲労困憊になりながらも、無事に我が子に会えた喜びに包まれていた入院中のある日。
実の母が、病院へ面会に来てくれました。
「お母さん、来てくれてありがとう」
「お疲れ様。赤ちゃん、ちっちゃくて可愛いねえ」
ベッドの横でベビーコットを覗き込み、目を細める母。
「うん、やっと会えたよ。本当に長かった」
「で、結局何時頃に生まれたの?」
「お昼前の、11時だったよ」
ホッと胸をなで下ろしながら答える私。
すると、母の顔からフッと笑顔が消えました。
「え、11時?お産って夜中とか早朝に始まるものじゃないの?」
予想外の反応に、一瞬言葉に詰まる私。
「そりゃあ、今回は日にちを決めてお薬を使ったからね……」
なんとかそう返したものの、母の口からはさらに信じられない言葉が飛び出してきたのです。
「ふーん。赤ちゃんのタイミングに任せないからそんな時間になったのかねえ」
ズキン。
胸の奥を鋭い針で刺されたような、強いショック。
何人も子どもを産み育ててきた母にとって、お産は「自然のペースに任せるもの」という思い込みがあるのでしょう。
でも、たった今、命懸けで我が子を産んだばかりの娘に向かって言う言葉でしょうか。
「立派なお産でしたよ」助産師さんの神対応に涙
「……先生と相談して一番安全な方法を選んだのに」
喉まで出かかった反論を飲み込もうとした、まさにその時。
「失礼します。お加減はいかがですか?」
タイミング良く、担当の助産師さんが病室に入ってきました。
どうやら先ほどの会話が耳に入っていたようで、助産師さんは母に向かってにこやかに、でもハッキリとこう言ってくれたのです。
「お母様、今のお産は医療が進歩して、昔とはやり方も違うんですよ」
「え、あ、はい……」
「お日にちを決めて、病院の態勢が万全な状態で臨んだからこそ、母子ともにこんなに元気なんです。お嬢さん、お薬を使いながらもご自身で本当に頑張っていきんで、立派なお産でしたよ」
プロからのきっぱりとした言葉に、母はタジタジ。
「そ、そうなんですね。今は昔と違うのね……」とバツが悪そうに頷くばかり。
「一番大切なのは、産み方ではなく、無事に赤ちゃんが生まれてくることですからね」
助産師さんの温かく力強い言葉に、張り詰めていた心がスッと軽くなる感覚。
「ありがとうございます」
自然と溢れ出たのは、ホッとした安心感と感謝の涙。
実母の心無い言葉にはモヤモヤしましたが、助産師さんの最高のフォローのおかげで胸のつかえが取れ、最後はとても晴れやかな気持ちで我が子を抱きしめることができました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














