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2026.04.03(Fri)

「家族なんだからわかってよ!」会話すると主語がなく話がわかりにくい母。しかも、なぜか私が怒られる始末…我慢できなかった私の反撃とは

「家族なんだからわかってよ!」会話すると主語がなく話がわかりにくい母。しかも、なぜか私が怒られる始末…我慢できなかった私の反撃とは

唐突すぎる「主語抜き」の報告

久しぶりの実家からの着信。

画面に映る「母」の文字を見て、少しの警戒とともに通話ボタンをタップ。

「もしもし、元気にしてる?」

「うん、相変わらず忙しいけどね。そっちは?」

ごく普通の親子の会話。

しかし、実家との電話はいつもここからが本番なのです。

「それがねえ、この前急に倒れちゃって、救急車で運ばれたのよ!」

「えっ!?大丈夫なの?母さんが!?」

「何言ってるの。私じゃないわよ。斜め向かいの家のご主人よ!」

思わず立ち上がりかけた私の焦りをよそに、電話口からはあっけらかんとした声。

「いや、主語がないから分からないよ。急に倒れたって言われたら、母さんかと思うじゃん」

「あんたは昔から本当に察しが悪いわねえ。ご近所の話をしてるんだから、文脈で分かるでしょ!」

理不尽極まりないお叱り。

ご近所の話なんて、今日初めて発した言葉のはず。

「いやいや、『ご近所の』なんて一言も……」

「ああ、それからね、やっと結婚することになったのよ。来月の末だって」

こちらの反論する隙も与えられず、瞬時に切り替わる話題。

次なる謎解きのスタートです。

「えっと……それは誰の話?」

「親戚の従姉妹よ。もう、本当にあんたは人の話を聞いてないんだから。家族なんだから、そのくらい阿吽の呼吸で分かりなさいよ!」

ため息をつきたいのはこちらの方。

脳内で必死に情報のパズルを組み立てているというのに、なぜか「察しが悪い」と怒られる始末。いつもならここで疲れ果てて終わるのですが、今日の私は一味違いました。

察しの悪い母へ!目には目を、主語抜きには主語抜きを

「わかったよ。じゃあさ、俺からも報告なんだけど」

「なによ、改まって」

「来月、彼女を連れて挨拶に行くから。ついに結婚することになったんだ」

電話の向こうで、母が大きく息を呑む気配。

「ええっ!?あんた、彼女なんていたの!?しかも結婚!?ちょっと、全然聞いてないわよ!!」

パニックになり、矢継ぎ早に質問を投げかけてくる母。私はニヤリと笑い、ゆっくりと口を開きました。

「何言ってるの。俺じゃないよ。職場の後輩の話」

「はあ!?なんで後輩がうちに挨拶に来るのよ!意味わからないわよ!」

「いや、後輩が『自分の』彼女の実家に挨拶に行くって話だよ。もう、母さんは本当に察しが悪いなあ」

「ちょっと、あんたねえ!」と怒り出す母の声を遮り、私はとどめの一撃を放ちます。

「家族なんだから、そのくらい阿吽の呼吸で分かってよ。じゃ、忙しいから切るね!」

「あ、ちょっと待っ……」

プツッ、ツーツー。

強制終了したスマホの画面を見つめながら、私は大きく深呼吸。

いつも一方的に振り回されていた「主語なしミステリー」。母の得意技をそのままお見舞いしてやった爽快感に包まれ、その日のコーヒーは格別に美味しく感じられたのでした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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