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2026.09.28(Mon)

「もう少しで食べられなくなるところだったね」ホテルの朝食会場。目の前で料理を取られた私が感じた本音

「もう少しで食べられなくなるところだったね」ホテルの朝食会場。目の前で料理を取られた私が感じた本音

残り2つを見ながら並んでいた朝

旅行先のホテルで朝食をとったときのことです。

会場はほどよく混んでいて、私は白い皿を持ち、料理台の前にできた列に並んでいました。

少しずつ順番が進む中、前方の器に残りが少なくなっている料理がありました。

数えるつもりはなかったのですが、目に入ったのは残り2つ。

自分の番まで残るかどうか、ぎりぎりでした。

すると、私の前に並んでいた方が、別の列にいた家族を呼びました。

あとからこの出来事を話すとき、私はいつもこう説明しています。

「残り2つのところで、別の列の家族を呼ばれた」

家族が加わると、残っていた2つはなくなりました。

私は空のままの皿を持ち、その料理をあきらめて次へ進みました。

前に並んでいた人が先に料理を取ること自体は、不思議なことではありません。

だから、その場で何かを言うこともできませんでした。

「危なかったねー」と聞こえてきた声

料理を取り終えて席へ戻る途中、先ほどの方たちのそばを通りました。すると、はっきり聞こえる声でこんな会話が聞こえてきました。

「危なかったねー」

「もう少しで食べられなくなるところだったね」

3人で分けながら話している声でした。

私が引っかかったのは、料理がなくなったことそのものではありません。

すぐ後ろに並んでいた私にも聞こえる距離で、その言葉を聞いたことでした。

その後、空になった器のことをスタッフに伝える様子もありませんでした。「なくなっています」と一言伝えれば、補充されたかもしれません。

けれど、そう思った私自身も、スタッフには何も言えませんでした。

席に戻って、一緒にいた人に今あったことを話すと、こう返されました。

「スタッフさんに言えばよかったのに」

「…そうだね」

返事をしながら、その言葉は自分にも向けられている気がしました。

相手がなぜスタッフに伝えなかったのかは分かりません。

ただ、私には伝えられる場面があったのに、「まあいいか」とそのままにしてしまったのです。

旅行から帰ったあとも、料理そのものより「危なかったねー」という声のほうが妙に記憶に残りました。そして同時に、自分も黙ったままだったことを思い出します。

それ以来、ホテルや飲食店で空になっているものに気づいたときは、自分が欲しいものでなくても、近くのスタッフに一言伝えるようにしています。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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