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2026.09.28(Mon)

「そこで寝るんだ」夜の電車で目を覚ました私。だが、思わず私が苦笑した理由

「そこで寝るんだ」夜の電車で目を覚ました私。だが、思わず私が苦笑した理由

目を覚ますと、向かいの座席に

去年の夏の夜のことです。出かけた帰り、私は一緒にいた人と電車に乗っていました。

車内は静かで、座席にはところどころ空きがあります。立っている人もいませんでした。

これから一時間ほど乗る予定だったうえ、私もかなり眠かったので、席に座るとそのまま目を閉じました。

途中で一度、ふと目が覚めました。

ぼんやりしたまま顔を上げ、向かいの座席を見たときです。

そこには、靴を履いたまま座席に横になって眠っている人がいました。

「え、そこで寝るんだ…」

思わず目を疑いました。電車で眠ってしまうこと自体は珍しくありません。

実際、私も寝ていました。ただ、靴を履いたまま座席に横になる姿を見ると、さすがに気になります。

せめて座ったまま寝ればいいのに。

そう思ったものの、私は声をかけませんでした。車内にはほかにも何人か乗っていましたが、特に何かが起きることもなく、静かなままです。

結局、私も再び目を閉じてしまいました。

終点で、駅員さんがかけた二度の声

次に目を覚ましたとき、電車は終点に着いていました。

扉が開き、駅員さんが車内を確認しながら入ってきます。

向かいを見ると、あの人はまだ座席で眠っていました。

駅員さんがそばまで行き、穏やかに声をかけました。

「終点ですよ」

すぐには反応がありません。

駅員さんは少し待ってから、もう一度声をかけました。

「終点ですよ」

すると、その人はようやく体を起こしました。床に足を下ろすと、特に何かを言うこともなく、そのまま扉の外へ出ていきました。

私は座席から、その背中を見ていました。

ホームに降りたあと、一緒にいた人がぽつりと言いました。

「よく寝てたね」

「まあ、こっちも寝てたけどね」

「でも、ちゃんと座ってたでしょ」

「そこは大きな違いだね」

顔を見合わせて、少し笑いました。

あの夜のことを思い出すと、座席で横になっていた姿と同時に、駅員さんの二度目の声で起き上がった場面が浮かびます。

あのとき私は、「せめて座って寝てほしい」と思いました。それでも、自分から起こそうとはしませんでした。

同じ電車でぐっすり眠っていた身なので、あまり偉そうなことも言えません。

それ以来、夜の電車で眠くなったときは、終点に着く時刻を確認してから目を閉じるようにしています。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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