「弟には10万円包んで」独立祝いの額を指図した父、両親は各1万円だったと知った息子からの通告
弟へのお祝いを言われるままに
父は息子へ弟の独立祝いに十万円包むよう言います
弟が独立して仕事を始めることになりました。兄として、お祝いをしたい気持ちはありました。そんな私に、両親から10万円を包むようにと言われたのです。
「弟には10万円包んで」
父の言葉に、私は少し迷いました。私にとって簡単に出せる額ではありません。それでも、弟の新しい出発なのだからと思い、言われたとおりに10万円を渡しました。
息子は両親が包んだお祝いの額を知り驚きます
後になって、弟とお祝いの話をする機会がありました。弟によると、一番多く包んでいたのは私だったそうです。
「兄さんが一番多かったよ」
私は少し驚きました。さらに聞くと、父と母が渡したのは、それぞれ1万円だったというのです。
両親がいくら出すかを私が決めるつもりはありません。ですが、自分たちは1万円ずつなのに、私には10万円を指定していたと知って、引っかかるものが残りました。
息子は父と向き合い指定された金額について話します
弟は、両親のお祝いの額に思うところがある様子でした。私は、親から言われて10万円を包んだとは、弟に話せませんでした。せっかくの独立祝いを、気まずい話にしたくなかったからです。
ただ、何も言わずに済ませれば、次も私のお金を両親の判断で使うことになるかもしれません。そこで私は、後日、父と顔を合わせたときに、この件を確かめることにしました。
誰がいくら包むかは、その人が決める
父は兄なのだから弟へ出せばいいと息子に言います
「父さんは、1万円だったんだって?」
私が聞くと、父はうなずきました。私は母も同じ額だったと弟から聞いたことを伝えました。
「お前は兄なんだから、出してやればいい」
父はそう答えました。私は、弟を応援したくないわけではないと伝えました。けれど、兄だからと負担する額まで決められるのは困ります。
自分で額を決めると言う息子に父は言葉を失います
「自分が出す額は、自分で決めるさ」
父が言ったので、私は落ち着いて返しました。
「僕の祝いの額は、僕が決めるよ」
父は口を止めました。私の顔を見てから、視線を落としました。そして何か言いかけましたが、続く言葉は出てきませんでした。
私は、今回渡したお金を弟から返してもらうつもりはないと伝えました。その代わり、次のお祝いでは、両親から金額を指定されても、そのまま従うことはしません。
父は次のお祝いの額は自分で決めればいいと答えます
「……次は、自分で決めればいい」
父はようやく答えました。私はうなずき、話を終えました。弟を祝う気持ちまで、両親に決めてもらう必要はありません。
今回の10万円は、弟のために渡したお金です。そこは変えずに、次に何をいくら贈るかは自分で考えます。
言われた額を出さなければ兄として薄情なのだろうか。そう悩む必要はなかったのです。私がお祝いをする相手は弟であって、父に言われた金額を守ることが目的ではないと、はっきり伝えられました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














