tend Editorial Team

2011.07.15(Fri)

洋菓子の街・神戸で“日本のスイーツ”の魅力を伝える 「甘味処 あかちゃ家」

神戸の中でも、下町の活気溢れる、水道筋商店街。路地を曲がると「あかちゃ家」がある。地元に根ざした店に、と開店。それが実現されていて、毎日立ち寄るご近所の人々も多い。

神戸の中でも、下町の活気溢れる、水道筋商店街。路地を曲がると「あかちゃ家」がある。地元に根ざした店に、と開店。それが実現されていて、毎日立ち寄るご近所の人々も多い。

「甘味処 あかちゃ家」は神戸出身の村上公子さん・まゆみさん姉妹が二人で切盛りする店です。妹の公子さんは元々洋菓子店で働いていました。当時東京で会社員をしていた姉のまゆみさんを訪ね、勉強のため、東京の洋菓子店を食べ歩き。たまたま合間に一軒の甘味処へ入りました。そこであんみつを注文した公子さん「ずっと洋菓子に携わってきたのですが、そのとき初めて食べた、あんみつの美味しさに目から鱗が落ちた思いがしました。日本にもこんなに美味しいスイーツがある。これを伝えないのはもったいないと思ったのです」と。

人気の2商品がセットになった「あんみつ&わらびもちセット」は、あんみつの中のアイスクリームを選べる。バニラの場合630円、とうふ・抹茶の場合は650円、アイスなしは600円。伊豆産の天草を煮出して漉して固めた寒天。塩気の効いた赤えんどう。自家製の黒蜜をかけて。程よい粘りのわらびもち、たっぷり掛かったきな粉の香りが、香ばしい。あんみつとわらびもちはテイクアウトも可能。持ち帰りの「あんみつ」430円、わらびもち400円。

人気の2商品がセットになった「あんみつ&わらびもちセット」は、あんみつの中のアイスクリームを選べる。バニラの場合630円、とうふ・抹茶の場合は650円、アイスなしは600円。伊豆産の天草を煮出して漉して固めた寒天。塩気の効いた赤えんどう。自家製の黒蜜をかけて。程よい粘りのわらびもち、たっぷり掛かったきな粉の香りが、香ばしい。あんみつとわらびもちはテイクアウトも可能。持ち帰りの「あんみつ」430円、わらびもち400円。

神戸は洋菓子文化が色濃い街です。和菓子店の数より洋菓子店の数が多く、あんみつやぜんざいなどを扱う甘味処となると、数えられるほどしかありません。洋菓子の世界に身を置いていた公子さんも、こうした和のスイーツに触れる機会がなく、このときの体験により、進む道を転換したのだといいます。その後、東京の甘味処にて2年働き、神戸で和風のスイーツを扱うカフェの立ち上げに参加。その後現在の場所で店を開きました。

奥は靴を脱いで上がる、座敷。柱時計が掛かっていたり、懐かしくレトロな雰囲気でくつろげる。火曜から金曜は限定数15~20食の「おむすび定食」780円も。内容は週替わり。予約も可能。

奥は靴を脱いで上がる、座敷。柱時計が掛かっていたり、懐かしくレトロな雰囲気でくつろげる。火曜から金曜は限定数15~20食の「おむすび定食」780円も。内容は週替わり。予約も可能。

商品は、あんみつやところてん、夏場はかき氷、冬場はぜんざいなどもラインナップ。「若い人たちにも甘味処へ来て欲しいと思って、和風のパフェも出すことにしました」と公子さん。かぼちゃのケーキやとうふのアイスクリームを盛り込んだ和のパフェも定番人気です。

入口すぐのスペースは、壁に沿い設えた2ヶ所のカウンターと、テーブルが一卓。村上さんたちの友人が手掛けているというアンティークの着物のはぎれで作ったひざ掛けも店内の雰囲気に合っている。

入口すぐのスペースは、壁に沿い設えた2ヶ所のカウンターと、テーブルが一卓。村上さんたちの友人が手掛けているというアンティークの着物のはぎれで作ったひざ掛けも店内の雰囲気に合っている。

神戸で甘味処が珍しいからという理由だけでなく、「あかちゃ家」は商品のひとつひとつが丁寧な仕事ぶりに満ちていると思います。例えばあんみつやかき氷に使う黒蜜は、沖縄産の黒糖を炊いて作っています。「東と西では、甘みに対する感覚が違うと思うので」と、黒蜜への馴染みが薄い神戸の人々の口に合うように、甘みは感じるけれども重たすぎず、あっさり、さらりと仕上げているといいます。あんを炊くときも上白糖ではなく、白ざら糖を用い、こちらも優しい甘みに仕上げています。こうしたひとつひとつの細やかな工夫、心配りにより「甘味処 あかちゃ家」の味は地元・神戸の人々に受け容れられていったのです。

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