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2012.09.14(Fri)

ブノワ・カステルが創り出すチャーミングなクラシック

フランス風の酸味の爽やかなチーズケーキは、カステルさんの十八番。これからさまざまなフレーバーを用意していく予定。

フランス風の酸味の爽やかなチーズケーキは、カステルさんの十八番。これからさまざまなフレーバーを用意していく予定。

また、ボン・マルシェの時代からカステルさんのベストセラーだったというチーズケーキも並びます。チーズケーキというと一般的にはフィラデルフィアチーズを使いますが、ここはフランスなのだからよりフランスらしい味わいを!と、フランス産のフロマージュ・ブランと濃厚な生クリームをあわせたものをフィリングにして、酸味の引き立つデザートのような味わいに仕上げています。台座には、砕いた塩味のビスケットに、生クリーム、バター、小麦粉を加えて仕上げたサブレが入っていて、クランブルのように崩れる口当たりがとてもチャーミングです。

ボン・マルシェ時代は、上にフルーツの果汁入りのスポイトを刺して提供していましたが、今後は生地自体に果汁を入れたスペシャルチーズケーキを開発していく予定だそう。ショーケースがより華やかになるのが愉しみです。

お店で焼いたオリジナルパンに、タンドリーチキンやビーフのフィレ、ベジタブルなど、クオリティの高い素材を挟んだボリュームたっぷりのバーガーなど、軽食にも力を入れている。

お店で焼いたオリジナルパンに、タンドリーチキンやビーフのフィレ、ベジタブルなど、クオリティの高い素材を挟んだボリュームたっぷりのバーガーなど、軽食にも力を入れている。

「シュクレ(甘味)だけでなく、サレ(塩味)にも興味津々」とカステルさん。素材にこだわった上質でしかも愛嬌のある軽食をと、まずは開発したのがハンバーガー。タンドリーチキンを挟んだカレー味バーガーや、ナスなどの野菜をグリルしたベジタリアンバーガーなどがすでに人気の商品。競合が立ち並ぶ界隈においても、アイディア溢れる軽食からデザートまで、きっと愛される店になること、間違いなしです。

詳細

名称:Josephine Bakery/ジョセフィン・ベーカリー
住所:42 rue Jacob 75006 Paris
電話:01.42.60.20.39
営業時間:7:00〜20:00、日休

プロフィール

伊藤文(いとうあや):料理ジャーナリスト 1993年渡仏。コルドンブルー料理学校パリ校卒業後、フランスの食文化を掘り下げる取材を重ねる。 著書に『フランスお菓子おみやげ旅行』、訳書に『招客必携』、『ロブション自伝』など多数。

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