16.03.04(Fri)

初めての子連れ海外 香港の旅<グルメ編_後編>

浅野陽子

浅野陽子 フードライター&エディター

出版社勤務を経て独立し『ELLE a table』『dancyu』『日経レストラン』など料理専門誌やウェブサイトに執筆、“食”限定の取材歴は17年目に突入。J.S.A.認定ワインエキスパート。2014年に長女を出産。

こんにちは、フードライター&エディター浅野陽子です。
娘との香港の旅のレポート、「グルメ編」の後編です。グルメ編前編はこちら


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香港で食べた小籠包です。薄い皮に包まれ、ひと口食べるとヤケドしそうに熱い肉汁がじゅわっと飛び出して……と、普通においしかったけれど、前回の前置きで書いたように日本でもハイレベルなものが1000円ランチでも食べられるし、そもそも小籠包って香港じゃなくてオリジナルは上海だし、とボヤきながら旅をしていましたが……。


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「香港旅のグルメ編、どう書こう」と悩んでいた私に衝撃を与えたのが、この市場でした。魚や野菜、フルーツが無造作に置かれ、まさに「生き物」の命を取って、私たちはいただいているんだと実感できるような生々しく迫力ある現場。前編ではずっと香港島側のシーンを書いていましたが、ここは中国大陸側の九龍(カオルーン)サイドです。


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肉もめちゃめちゃ無造作に売っています(笑)「内臓類だけの専門店」もあり、買う人が肉の桶(?)に直接手を突っ込んで、買いたい部位を選んでいたのには仰天しました。日本だと衛生管理うんぬんでありえない光景ですが、ラップで部位ごとにきれいにパックされたのが本来の肉ではないし、日本のスーパーの清潔さが特異なのかもしれない。まだ1歳の娘はわからないけど、世界にはいろんな形の生活があるってこと、いつか知ってほしいと思いました。


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野菜売り場も大迫力!前回の記事に登場した友人いわく、「香港で外食すると本当に野菜が足りないので、自分で買って家で食べるしかない」とのこと。市場には日本と同じくいろんな種類の野菜があふれています。これは香港のレストランで必須(というかこれしか出ない)という青菜。


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この水煮(?)パターンでどこの店でも注文できます。青梗菜と小松菜の間のような野菜で、カルシウムやビタミンもたっぷり摂れそうですが、1〜2本食べるとすぐ飽きます(笑)野菜は炒め物など少し入っている程度で、これ以外の野菜料理は香港でほとんど見なかったような……。


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さて、市場見学の後、香港在住の別の友人に連れて行ってもらった地元の人が通う超ローカルなレストランへ。飲茶ではないですが、えび団子やニラの蒸し餃子など点心をたっぷりいただきました。おいしかった!


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ここでも「叉焼包(チャーシュー入り肉まん)」が出てきて、娘はまた大はしゃぎ!蒸し立てアツアツの生地を二つに割ると、甘辛い肉が出てきます。日本のコンビニなどで買える肉まんより「甘辛度」が濃厚です。生地もふわっと軽くて、つい食べ過ぎてしまう味。


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最終日に飲んだアイスティーです。香港に住んでいた頃大好きで何回飲んだか……コンビニ、売店どこでも買えるので香港に行った際はぜひ!香港と日本は時差がほとんどなく、朝を出たら夕方には着いているので国内出張のような移動ですが、異空間で過ごした時間のなんと濃密なこと。人生半ばに入った私がこれだけ感じるのだから、娘はどれほどいろんなことを、毎回の旅で吸収するのでしょう。できるだけ多くの旅をさせてあげたいな、と思ったのでした。


グルメ編は以上です。次は帰国後に配ったお土産編です。