NEXCO 中日本のホームページより引用
長距離ドライブの休憩といえば、トイレと缶コーヒー、そして軽く食事を済ませる…
それが、これまでの高速道路サービスエリア(SA)の常識でした。
しかし、東名高速道路・足柄SA(下り)には、その常識を根底から覆す、もはや「目的地」と呼ぶべき驚きの施設が存在します。
その名は、温浴施設「足柄浪漫館 あしがら湯」。
「なぜ、高速道路のど真ん中に温泉が?」
「一体、どんな人が利用するの?」
そんな素朴な疑問を解き明かすため、Googleマップに寄せられた数多くのリアルな口コミを徹底調査しました。
すると、ただの「お風呂」ではない、ドライバーたちが“わざわざ”寄り道するのも納得の、衝撃的な実態が見えてきました。
人気の理由①:「運転の疲れが吹っ飛ぶ」700円台の極上リフレッシュ体験
まず、多くの口コミで共通していたのが、その圧倒的な「癒やし効果」と「コストパフォーマンス」です。
「運転の疲れが癒されました。ありがとうございました。また、利用したいと思います。」
「730円。…タオルレンタル付きでお得。運転で疲れた身体を癒やすのにもってこい。」
平日なら大人730円(タオルレンタル込み)という手頃な価格で、運転の凝り固まった体をリフレッシュできる。
このシンプルながらも強力な魅力が、多くのドライバーを惹きつけています。
「サウナや半露天風呂もありました」「お風呂も脱衣所もキレイに掃除されていて気持ちよかった」という声からも、SA併設とは思えない施設のクオリティの高さがうかがえます。
【衝撃】実は温泉じゃない?でも「ある意味贅沢」なその正体とは
口コミを調査する中で、非常に興味深い論争が見られました。
「天然温泉なので肌がツルツルピカピカになり…」という声がある一方で、こんな冷静な指摘も。
「まぁ、成分は温泉ではなくミネラルウォーター。ある意味贅沢な感じ。」
さらに深掘りすると、「泉質は弱アルカリ性で富士山の地下水を利用しているとのこと」という口コミに行き着きました。
つまり、その正体は厳密な意味での「温泉」ではなく、「富士山の恵みである上質な地下水(ミネラルウォーター)を沸かしたお風呂」である可能性が高いようです。
しかし、「温泉か否か」は、利用者にとって些細な問題のよう。
「ミネラルウォーターのお風呂」という事実は、むしろ「ある意味贅沢」とポジティブに捉えられており、その湯の質の良さに満足している声が大多数でした。
人気の理由②:もはや“泊まれるSA”!仮眠もできる驚きの充実度
この施設がただの日帰り温泉と一線を画す、最大の理由。それは、驚くべき「宿泊機能」にあります。
「夜は朝までパックでプラス料金で毛布を貸してもらえ寝ることも可能。」
「入浴をすると仮眠コーナーも使える 静かにホテル感が味わえるのは最高です。」
そう、ここは「泊まれるSA」なのです。深夜料金を払えば、リクライニングシートなどが並ぶ仮眠コーナーで朝まで滞在が可能。
ある口コミでは、こんな具体的な活用法も。
「ディズニーからの帰りでもここでひと休みでき、助かりました。」
これは、長距離ドライバーや深夜に移動する旅行者にとって、まさに砂漠のオアシス。
安全運転に直結する、非常に価値のあるサービスと言えるでしょう。
人気の理由③:お風呂より楽しい?「足湯カフェ」と「ドクターフィッシュ」
そして、多くの人が「予想外だった」「楽しかった」と語るのが、お風呂以外のエンタメ要素です。
「それよりなにより、風呂以外の施設がかなり充実しています!深夜料金(朝までプラン)を払うと、足湯カフェと金太郎ラウンジが使えます。これがかなり楽しい!」
「足湯カフェではドリンクバーがあるし、テーブルごとに足湯もあって、なかなか面白いです。」
お風呂上がりに、ドリンクを飲みながら足湯に浸かって談笑する。そんなユニークな体験ができるのです。
さらに、子供から大人まで夢中になるのが…
「特にドクターフィッシュの足湯はたくさんの飢えた(?)ガラルファがいるので、足をつけると、かなり食いついてくれて心地いいです。」
「あしがら湯」は、ただ体を休めるだけの場所ではありません。旅の途中で、家族や友人と一緒に盛り上がれる「アミューズメント施設」としての一面も持っている。
これこそが、「わざわざ寄りたくなる」強力な動機になっているのです。
まとめ:ここはSAにあらず。“走るホテル”だ
調査の結果、足柄SAの「あしがら湯」に人が絶えない理由は、①運転の疲れを癒やす圧倒的なコスパと利便性、②仮眠もできる「泊まれるSA」という唯一無二の機能、そして③旅の思い出になる「足湯カフェ」などのエンタメ性が、奇跡的なバランスで融合しているからだとわかりました。
あるリピーターが「高速道路の入浴施設としては自分が体験した中では一位である」と断言するように、その満足度は折り紙付きです。
次の長距離ドライブでは、この“走るホテル”とも言うべき異次元のSAを、旅の目的地の一つに加えてみてはいかがでしょうか。きっと、あなたの旅の常識が変わるはずです。