トリップアドバイザーより引用
日本を代表するリゾート地・軽井沢。
その玄関口である軽井沢駅前に広大な敷地を構え、多くの旅行者が憧れる「軽井沢プリンスホテル ウエスト」。
アウトレットに直結し、ゴルフ場やスキー場も併設するその姿は、まさにリゾートの王様です。
しかし、その輝かしい口コミを詳しく調査すると、「アクセス抜群!」「リラックスできた」という絶賛の声に混じって、「チェックインに2時間かかった」「スタッフの対応が…」「夕食難民になった」といった、にわかには信じがたい厳しい声も…。
一体このホテルで何が起きているのか?最高の休日を過ごすための“賢い滞在法”とは?口コミの深層から、そのリアルな姿と攻略法を探ります。
「アクセス抜群!」アウトレット直結、広大な自然…誰もが認める“最高の立地”
まず、このホテルが持つ最大の強みであり、誰もが絶賛するのが、その「立地」と「環境」です。
「新幹線を降りてすぐというアクセス抜群の立地でありながら、豊かな自然に囲まれていて、到着した瞬間からリラックスできます。」
「ショッピングプラザやスキー場(冬期)にも直結しているので、アクティビティや買い物にも非常に便利。」
駅と巨大ショッピングプラザに隣接する利便性と、高原リゾートならではの豊かな自然。
この二つを同時に享受できる環境は、他の追随を許しません。
この圧倒的な立地の良さこそが、多くのリピーターを惹きつける最大の魅力であることは間違いないでしょう。
口コミで発覚した“もう一つの選択肢”。「森の中の別荘」のようなコテージ泊
軽井沢プリンスホテルといえばホテル棟をイメージしがちですが、口コミを読み解くと、知る人ぞ知る“もう一つの選択肢”が浮かび上がってきました。
それが、森の中に点在する「コテージ」です。
「コテージに2泊しました。(中略)まさに森の中の自分の別荘にいるようでした。」
「宿泊したコテージは自然に囲まれた静かな環境で、窓からは豊かな緑が見えとてもリラックスできました。」
ホテル棟の喧騒から離れ、プライベートな空間で軽井沢の自然を心ゆくまで満喫できるコテージは、「静かに過ごしたい」と願うゲストにとって最高の選択肢かもしれません。
特に夏場は「エアコンがない部屋だったが扇風機で十分だった」という声もあり、自然の涼しさを感じられるのも魅力の一つです。
「チェックインに2時間」「夕食難民に…」口コミが明かす“巨大リゾートの罠”と回避術
一方で、このホテルのネガティブな口コミの多くは、その「巨大さ」に起因しているようです。特に多くの人が指摘するのが、悪夢のような「チェックインの混乱」です。
「チェックインに2時間。。座る場所も限られているので2時間立ちっぱなし。」
「午后2時を過ぎた辺りからロビーにチェック・イン待ち客があふれかえる様が、昭和40年代の上野駅コンコースのようで、客室案内まで1時間以上かかる有様でした。」
週末や連休のピークタイムに到着すると、チェックインだけで体力を消耗してしまう可能性が。
これを回避するには、ピークの15時前後を避けて到着する、あるいは早めに到着して受付番号だけもらっておく、といった工夫が必要になりそうです。
そして、もう一つの重大な“罠”が「食事の事前予約」問題です。
「(食事付きプランであっても)宿泊者自身で事前予約必要です。予約し忘れるとかなり待たされるか最悪入れないので注意です。」
「レストランでアラカルトかバーで軽く、と思いましたが空きなし。結局、ファミマで普通のコンビニ弁当。1泊かなりお高いのに…」
「ホテルに着いてから考えよう」では、時すでに遅し。「夕食難民」「朝食難民」になってしまうリスクがあります。滞在中の食事は、宿泊予約と同時に必ず事前予約する。これが、この巨大リゾートを攻略するための最重要ポイントと言えるでしょう。
まとめ
軽井沢プリンスホテル ウエストの評価が分かれる理由は、その本質が「最高の立地と自然環境という圧倒的なハードを持つ一方で、巨大さゆえにサービスの質にばらつきが生じやすく、ゲスト側にも計画性が求められるリゾート」だからです。
何も知らずに訪れると、思わぬ“罠”にはまってしまうかもしれません。
しかし、①チェックインの時間をずらす、②食事は必ず事前予約する、③静けさを求めるならコテ-ージを選ぶ、といった「賢い滞在法」を実践すれば、そのポテンシャルを最大限に引き出し、最高の休日を過ごせるはずです。
ただ予約して行くだけでなく、少しの予習と工夫で、その価値は大きく変わる。あなたも“攻略本”を片手に、この巨大リゾートを遊び尽くしてみてはいかがでしょうか。