tend Editorial Team

2025.11.25(Tue)

上司「今日も終電まで残業ね」と無理な指示。新卒が見せた就業規則の1行で態度が一変したワケ【短編小説】

上司「今日も終電まで残業ね」と無理な指示。新卒が見せた就業規則の1行で態度が一変したワケ【短編小説】

残業は熱意の証?

広告制作会社でデザイナーをしている28歳です。
私たちの部署は、上司のせいで、慢性的な長時間労働が常態化していました。
上司は「残業こそ熱意の証」と信じ、定時で帰ることは許されません。

 

その日も20時を回っていました。
みんなが疲弊している中、上司がいつものように大声で宣言しました。
「おいみんな、今日も終電まで残業ね。気合入れろよ!」
誰もが力なく返事をする中、今年入社したばかりの新人がスッと立ち上がりました。
「お疲れ様です。部長、終電まで残業する緊急性や合理的な理由を説明してください」
上司の顔がみるみる赤くなります。
「新人の分際でなんだ、その言い方は! みんな残ってるんだぞ!」
「協調性は重要ですが、労働契約も重要です」と新人は動じません。

 

誰にも破れない会社の「ルール」

カバンから、会社から配られたばかりの「就業規則」の冊子を取り出しました。
「弊社の就業規則の第十一条には、このように書かれています。『社員は、労働契約で定められた時間を超えて業務に従事することを、原則として拒否できる』私は、終電まで残業する緊急性や合理的な理由を説明されておりません。そのため、退社させていただきます」
「き...君ね、社会人としての常識が...」と部長がしどろもどろになると、新人は「申し訳ございませんが、私は規則に従わせていただきます」と退社したのです。

 

この一件以来、部署の雰囲気は大きく変わりました。
上司は以前のように無茶な残業を命じなくなり、残業が必要な場合でも必ず事前に理由を説明し、残業申請を承認するようになったのです。
私も新人から、終業規則の重要性、そして「言うべきことは言う」勇気を学びました。
終電に乗る回数は激減し、おかげで最近は心も体もずいぶん軽くなりました。

 

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

******************
心に響くストーリーをもっと読みたい方
【他のおすすめ短編小説を見る】
******************

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.05.14(Thu)

「もうお会いすることはございません」マッチングアプリで知り合った既婚男に告げた一言→断れたのに消えない葛藤
tend Editorial Team

NEW 2026.05.14(Thu)

「なんで証拠なんかあるの」浮気を問い詰めると逆ギレした彼女→証拠を出した瞬間に泣き崩れたワケ
tend Editorial Team

NEW 2026.05.14(Thu)

抹茶30gが1.1万円に高騰。輸出1.2万トン突破も「国内の茶園はボロボロ」。抹茶高騰で進むよもぎ代替と、日本の買い負け...
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.05.07(Thu)

AIは鏡か恋人か?夫婦の隙間を埋める魅惑の迎合性に潜む依存の罠と現実の人間関係への影響を考察
tend Editorial Team

2025.12.11(Thu)

「美味しくないから返品で」食べかけの料理を突き返す客。だが、従業員の正論をうけ沈黙【短編小説】
tend Editorial Team

2026.01.28(Wed)

「お菓子?いらないから。持って帰って」不機嫌だからと周りに当たる同僚。だが、その態度が原因で異動するハメに…
tend Editorial Team