tend Editorial Team

2026.07.12(Sun)

「今月もお小遣い足りない」と言う夫の財布を抜き打ちでチェック→消費者金融のカード3枚と借金300万が発覚

「今月もお小遣い足りない」と言う夫の財布を抜き打ちでチェック→消費者金融のカード3枚と借金300万が発覚

合わない家計の数字

共働きで財布は別々。それでも生活費は折半で、貯金も二人で管理しているつもりだった。

ところが夫は、給料日から半月もすると決まって同じ台詞を口にする。

「今月もお小遣い足りない」

手取りを考えれば、足りなくなる金額ではない。家計簿とにらめっこしても、夫に渡している分の使い道だけが、いつも霧の中だった。

浮いたお金を子どもの教育費に回そうと話していた矢先のこと。数字の合わなさは、日ごとに私の胸に引っかかっていった。

「何にそんなに使ってるの?」と聞いても、返ってくるのは「付き合いだよ」の一点張り。飲み会にしては多すぎる、と私の勘が告げていた。

抜き打ちで開けた財布

ある晩、夫が入浴している間に、私は寝室の財布をそっと開けた。

夫婦とはいえ気は引けたが、確かめないままでは眠れない。

カード入れの奥から出てきたのは、消費者金融のカードが3枚だった。

心臓が嫌な音を立てた。

上がってきた夫の前に、私はカードを扇のように広げて見せた。

「これ、どういうこと?全部言って」

夫の顔から血の気が引いていく。しばらく黙り込んだあと、絞り出すように口を開いた。

「競馬でどんどん膨らんで、返すために借りて…」

雪だるま式に膨らんだ借金は、締めて300万円。勝てば取り返せる、その言葉の魔力にとりつかれた人の末路を、私は目の当たりにした気がした。

お小遣いはゼロに

翌日、私は夫の実家に連絡を入れた。夫は「親にだけは言わないでくれ」と青ざめたが、ここで隠せば同じことの繰り返しだと分かっていた。

やってきた義父は3枚のカードを前に固まり、義母の顔は見る間にこわばった。

「300万?あなた、何をやってるの」

義母の声が震える。義父は深いため息をつくと、その場で全額を一括で返すと決めた。数日後、借金はきれいに清算された。

頭を下げ続ける義両親の姿を、夫は正視できずにいた。あんなに小さく見えた夫の背中は、初めてだった。

そして夫のお小遣いは、その日を境にゼロになった。欲しいものがあれば、理由と金額を私に申告してから。子ども扱いのようだが、300万円を隠していた人に渡す小遣いはない。

あれ以来、夫が「足りない」と口にすることは一度もない。財布をいつのぞかれるか分からない緊張感のなかで、夫は静かに変わっていった。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.08.18(Tue)

「レジの袋が小さい、入れ直せよ」一番大きな紙袋だと説明しても納得しなかった客。だが、店長の一言で態度が一変
tend Editorial Team

NEW 2026.08.18(Tue)

「すみません。ちょっと寝不足で」疲れて思わぬ質問をしてしまった私。だが、客の一言に救われた瞬間
tend Editorial Team

NEW 2026.08.18(Tue)

「4444円かあ。なんだか縁起が悪いわねえ」会計の数字に不満を漏らした客。だが、従業員の一言で空気が一変
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.04.01(Wed)

「出演者はリスク高いよね」「これは正論」と共感の声相次ぐ。堀江貴文、新恋愛番組『恋愛病院』のオファーがあったことを明かす
tend Editorial Team

2025.12.26(Fri)

「試食コーナーの肉、全部焼いて!」と命令する客。だが、店員の正論で態度が一変【短編小説】
tend Editorial Team

2025.09.23(Tue)

東国原英夫が今になって明かした驚きの事実。宮迫博之へ出馬オファーをかけるも「妻が反対していますから」と固辞されていた
tend Editorial Team