「育児は半分やってます」家族イベントで自慢げな夫→おむつの向きも分からず先輩パパが唖然
写真の中だけの「良いパパ」
会社の家族参加イベントに、夫と子どもと三人で出かけた日のことです。受付を済ませるなり、夫は同僚たちに囲まれて胸を張りました。
「育児は半分やってます」
その言葉に、私は思わず横を向いてしまいました。SNSに子どもを抱っこした写真をあげ、「休日は家族サービス」と書き込む夫。周りからは「いいパパだね」と褒められていましたが、家での実態はまるで別物だったからです。
おむつも夜泣きもお風呂も、ほとんどわたし任せ。抱っこするのは、写真を撮るほんの数分だけ。撮り終えると「はい、終わり」と、いつも子どもを私に戻すのです。
「少し代わってくれる?」とお願いしても、返事は決まっていました。
「今日は仕事で疲れたから。君のほうが得意だろ」
そう言って、あとはソファでスマホを眺めているだけ。それでも外では「いいパパ」で通っていることが、私はずっと引っかかっていました。
先輩パパの前で剥がれた化けの皮
会場で子どもがぐずり出すと、夫の余裕はあっという間に消えました。おむつを広げたものの、手が止まってしまったのです。
「おむつって前後どっち?」
小声で私にそう聞く夫を見て、隣にいたベテランらしき先輩パパが目を丸くしました。
「え、本当に?」
その一言に、夫の顔がこわばりました。先輩は続けます。
「半分やってるなら、それくらい体が覚えてるはずだけどなあ」
夫は「いつもは妻が先に動くから」と言いかけて、口ごもりました。周りのお父さんたちは慣れた手つきで自分の子をあやしていて、夫だけが取り残されていたのです。誰も、夫の言い訳に相づちを打ちませんでした。
気まずい沈黙のなか、夫はうつむいたまま子どもを私に渡そうとしました。でも先輩パパが、笑ってこう言ったのです。
「ここで覚えて帰りなよ。今からでも遅くないから」
帰宅後、夫はぽつりと「今まで、任せきりでごめん」とこぼしました。それからは、おむつ替えも寝かしつけも自分からやるように。言葉より行動で示すことの意味を、夫はあの日やっと理解したようでした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














