「今日もパパ業がんばった」とSNS投稿する夫→丸一日任せたら「もう限界、助けて」と泣いた自称イクメン
SNSだけは一人前のイクメン
夫のスマホには、子供を抱っこした写真がずらりと並んでいました。休日のたびに、決まってSNSへ投稿が上がります。
「今日もパパ業がんばった」
コメント欄には「素敵なパパ!」と称賛が並びます。けれど現実の夫は、写真を撮る数分だけ子供を抱き、あとはスマホを眺めているだけでした。
オムツ替えも寝かしつけも、3食の準備も、名もなき家事も、すべて私任せ。それでも本人は「俺はちゃんと育児してる」と信じて疑いませんでした。
共働きなのに、家のことは私一人が背負う毎日。「少しは代わって」と頼んでも、夫はソファから動こうとしません。
「疲れてるんだから、それくらい自分でやってよ」
それでもSNSでは「イクメンパパ」を演じ続ける夫。周りから褒められるたびに得意げな顔をする姿を見て、私はずっと違和感を抱えていました。
私の中で、不満は静かに膨らんでいきました。
丸一日任せて届いた悲鳴
ある休日、私は思い切って夫に子供を預け、朝から一人で外出することにしました。
「今日はあなたが主役だからね」とだけ伝えて。
3食の支度、遊び相手、昼寝の寝かしつけ。
普段私がこなしていることを、まるごと体験してもらうためです。
玄関を出る時、夫は余裕の表情でした。
「まかせて。いつもやってることでしょ」と笑っています。
その自信がどこまで続くのか、見ものだと思いました。
出かけて数時間後、スマホが何度も鳴りました。「お昼、何を食べさせるの?」「泣き止まないんだけど」。私はあえて短く返すだけにしました。
そして午後、とうとう悲鳴のようなメッセージが届いたのです。
「もう限界、助けて」
あれだけSNSで「パパ業」を誇っていた人の、これが本音でした。ほんの半日で音を上げるなんて、と私は思わず苦笑いしてしまいました。
帰宅すると、部屋は散らかり放題で、夫は疲れ切った顔でソファに沈んでいました。私を見上げて、途切れ途切れに言います。
「こんなに大変だなんて、知らなかった」
その声は震えていました。いつもの得意げな様子は、どこにもありません。夫はしばらく黙り込んだあと、深く頭を下げました。
「今まで全部、任せきりでごめん」
「これからは半分やる。いや、やらせてほしい」。その言葉を聞いて、私はようやく肩の力が抜けた気がしました。
次の日から、夫のSNSの投稿はぱたりと止まりました。代わりに、皿を洗い、子供をお風呂に入れる姿が増えたのです。口先だけの「パパ業」は、あの一日でようやく終わりを迎えました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














