「お互い様でしょ!」毎朝6時にベランダで布団を叩く真上の住人。我慢出来ずに証拠を集めた結果
「お互い様でしょ」と笑った上階の住人
念願の分譲マンションに引っ越したのは、静かな暮らしを求めてのことでした。ところがその期待は、入居して早々に裏切られます。
真上の部屋の女性が、毎週末の朝6時ぴったりに、ベランダで布団を叩き始めるのです。
バサッ、バサッという音とともに、我が家のベランダには綿埃や髪の毛が舞い降りてきました。
週末だけはゆっくり眠れると思っていたのに、必ず6時に叩き起こされる毎日。
窓を開けて干していた洗濯物は、白い綿埃まみれで洗い直しの繰り返しでした。
たまらず私は、上の階へお願いに上がりました。「洗濯物にゴミが落ちてきて、本当に困っているんです」と、頭を下げて。
けれど返ってきたのは、想像もしない一言でした。
「お互い様でしょ!」
女性は面倒くさそうにそう言うと、こちらの話を最後まで聞かずにドアを閉めてしまいました。
あまりの態度に、その場では言葉も出ませんでした。でも、理不尽に泣かされて終わるのだけは嫌でした。
スマホが記録した、1ヶ月ぶんの朝
泣き寝入りするしかないのか。そう思いかけて、私は思い直しました。言葉で訴えても無駄なら、事実を積み上げるしかない。
翌週から、私はベランダにゴミが降る瞬間と、早朝の騒音を、スマートフォンで淡々と記録し始めました。
日付と時刻が刻まれた動画は、1ヶ月で二十本近くにまでなりました。
ホコリの積もったベランダの床、干していたシーツについた髪の毛。証拠がそろうたび、不思議と気持ちは落ち着いていきました。感情的に怒鳴り返すより、この動画のほうがずっと強い。そう思えたからです。
私はその動画をすべて持って、マンションの管理組合を訪ねました。理事長は一本ずつ丁寧に確認し、深くうなずいてくれました。
次の週末、玄関先での逆転
迎えた次の週末の朝6時。真上でいつもの布団を叩く音が響いた、その瞬間でした。
理事長と管理会社の担当者が、上の階の玄関へ向かったのです。
インターホン越しに、担当者がはっきりと告げました。
「規約違反です」
ドアを開けた女性の顔から、さっと血の気が引いていくのが分かりました。
あれほど強気だった人が、「え、あの」と口ごもったまま、言葉が続きません。
担当者が動画の存在を伝えると、彼女はうつむいて、小さく震えていました。廊下に出ていた別の住人が「うちも同じ被害に遭っていました」と静かに口を添えると、その場の空気は完全に決まりました。
「これで安心して眠れます」
私はそう伝えて、頭を下げました。あの日以来、週末の騒音もゴミも、嘘のように消えました。廊下で顔を合わせると、先に目をそらすのは、いつも彼女のほうです。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














