秋田県のクマ被害深刻化、防衛省が陸上自衛隊の派遣を決定
深刻化する秋田県のクマによる人的被害を受け、防衛省は11月4日、陸上自衛隊の部隊を5日にも現地へ派遣することを明らかにしました。
秋田県との合意を経て、輸送支援などが行われる見通しです。
今回の派遣は、10月28日に秋田県の鈴木健太知事が防衛省に対し、自治体による駆除作業に限界があるとして自衛隊の派遣を要請したことが発端です。
政府も10月30日に関係閣僚会議を開き、対策強化を指示していました。
小泉進次郎防衛相は4日の記者会見で、無制限の対策はできないとしつつも、国民の命と暮らしを守る任務の観点から支援を決定したと説明しました。
ただし、今回の任務は自衛隊法に基づく輸送事業として行われます。
防衛省によると、隊員が銃器による直接的な駆除は行いません。
これは、鳥獣駆除の訓練やノウハウがなく、法令上も任務として想定されていないためとしています。
部隊は猟友会のメンバーや箱わなの輸送といった後方支援に当たり、過去にも北海道や高知県でシカの運搬を支援した例があるということです。
SNS上では、以下のような声が寄せられています。
「あれ?小泉がまともな動きしてる、、、」
「これはナイス防衛大臣」
「否定的な意見が多いですが、秋田在住の私からすると自衛隊が動いてくれるだけでありがたいです。」














