tend Editorial Team

2025.11.20(Thu)

「うちで休んでいきなよ」親切なママ友。帰宅後、SNSに上がっていた写真のタグを見て後悔【短編小説】

「うちで休んでいきなよ」親切なママ友。帰宅後、SNSに上がっていた写真のタグを見て後悔【短編小説】

親切なママ友

 

私が一人のママ友と親しくなったのは、幼稚園での活動がきっかけでした。
彼女はいつも笑顔で気配りができ、私にとって憧れの存在でした。
ある日の午後、幼稚園のお迎え後、公園で子供たちを遊ばせていたときのことです。
急に立ちくらみを覚え、思わずその場にしゃがみ込んでしまいました。
そのママ友はすぐに駆け寄ってくれ、「顔が真っ青だよ。うち、ここからすぐだから、少し休んでいきなよ」と親切に誘ってくれました。

 

その申し出に甘え、私は彼女のご自宅にお邪魔しました。
広々として清潔感あふれるリビングに通され、豪華なソファに横になるよう促されました。温かいハーブティーまで淹れてもらい、その優しさに心から感謝の気持ちが湧きました。
体調が回復した私は、お礼を言って早々に帰宅しました。

 

親切をする理由

 

そして、その日の夜。
何気なくSNSを開くと、そのママ友の新しい投稿が目に飛び込んできました。
投稿には、彼女の美しいリビングの片隅が写っており、顔にスタンプが貼られているものの、明らかに私が横になっている姿が写っていたのです。
キャプションには「今日の親切デー♡ 体調の悪いお友達を招いて、特製ハーブティーでおもてなし」と綴られていました。一見、心温まるエピソードです。
しかし、次の瞬間、私はその写真の下に付いているハッシュタグを見て、凍りつきました。
そこには、「#余裕のある生活」「#私の家広すぎ問題」「#勝ち組の日常」「#優越感」など、親切とはかけ離れた、冷たく、自己顕示欲に満ちた言葉が並んでいたのです。

 

彼女の親切は、本当に私の体調を心配してのものではなく、SNS上で「親切で完璧な私」を演出するためのコンテンツ作りだったのでしょうか。
あの温かいハーブティーも、素敵なソファも、すべてが彼女の優越感のための道具だったのかと思うと、胸が締め付けられるような後悔とショックに襲われました。
それ以来、私は彼女の笑顔を見るたびに、その裏にあるタグの言葉を思い出してしまうのです。

 

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

******************
心に響くストーリーをもっと読みたい方
【他のおすすめ短編小説を見る】
******************

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.01.08(Thu)

「昔好きだったんだ」成人式で告白してきた男。だが、私の指輪姿に気づいた瞬間、本性が見えた【短編小説】
tend Editorial Team

NEW 2026.01.08(Thu)

ゆたぼん「いじめじゃなくて暴行事件だ!」学校内での暴行動画に激怒→「暴力を正当化させてはいけない」「被害者も晒してどうす...
tend Editorial Team

NEW 2026.01.08(Thu)

婚活男性の9割が「ぽっちゃり女性」を敬遠?愛嬌と癒やしの力で体型のハンデを覆し成婚を掴む秘訣とは
tend Editorial Team

RECOMMEND

2025.09.17(Wed)

投稿主「港区怖い、自販機でモエシャン売ってる」港区で目撃されたシャンパンが買える自販機に「年齢確認はどうするんだろう」と...
tend Editorial Team

2025.10.31(Fri)

「子どもに習い事ばかりさせて可哀想」と言ってたママ友が、隠れて子どもに習い事をさせた理由【短編小説】
tend Editorial Team

2025.09.18(Thu)

妻「これこれ!この味〜!」と絶賛する同棲時代の思い出の味。だが夫には作った記憶なし。Xで「担々麺を作った男は誰なんやろな...
tend Editorial Team