最新の心理学研究で明らかになった「恋人ができやすい性格」の男女差が話題に
スウェーデンの大学による最新の研究で、恋人がいる可能性が高い性格特性は、なんと男女で真逆の傾向にあることが示されました。この研究は、性格の指標として広く知られる「ビッグファイブ」を用い、外向性・協調性・神経症傾向という3つの特性を中心に分析されたものです。この興味深い結果は、多くの人の恋愛観や人間関係に一石を投じ、SNSでも大きな関心を集めています。
この研究によると、男性では外向性が高い人ほど、恋人がいる確率が大幅に上昇していました。外向性は、積極性や自信と重なる部分があり、恋愛の初期段階でリードする「男性らしさ」として有利に働くようです。一方で、女性では外向性が恋人の有無に与える影響はほとんど見られなかったといいます。
さらに興味深いのは、「神経症傾向」に関する結果です。この傾向は一般的に、情緒が不安定で怒りっぽいといったネガティブな要素とされますが、恋人の有無に与える影響が男女で大きく異なりました。
研究結果によると、男性ではこの神経症傾向が高いほど恋人がいない傾向が強く出ました。これは、男性に求められる情緒的安定感に反するためと考えられます。しかし、女性では逆で、神経症傾向が高いほど恋人がいる可能性が上昇していました。これは、感情を豊かに表現すること自体が、女性に対する社会的期待と一致しており、恋愛形成で不利にならないためではないかと推測されています。
この研究結果に対し、SNSでは多様な反応が見られました。男性の「外向性」が有利という点については、
「結局、デートに誘う勇気や積極性がないと始まらないから、外向的な人がモテるのは当然だ」
といった、現実の恋愛経験と重ねる声が多くありました。
一方で、女性の「神経症傾向」が高いほど恋人がいる可能性が上昇するという点については、驚きと共に納得の声も。
「以前はメンヘラ系がモテると言われたけれど、感情を表に出す女性はそれだけ相手に本気度や人間味を感じさせるのかも」
「確かに、感情豊かで『自分の気持ちをちゃんと伝えてくれる人の方が魅力的』と感じることも多い」
といった、感情の動きが共感を生むという視点での意見が多く見られました。
この研究結果は、現代社会における男女の恋愛や人間関係に対する無意識の期待、つまり「社会的性役割」が色濃く反映されているように思えます。
男性には、積極性や安定した精神性が、女性には、感情の豊かさが、異性との関係を深める上でプラスに作用しているのではないでしょうか。














