「家族面するのはやめなさい」弟夫婦に怒った父→理由は父の誕生日での、弟の態度にあった
「もらう専門」になった弟夫婦
「お父さんの誕生日、何かあげた?」
滅多に連絡をよこさない弟からの、唐突なメッセージ。
「今年は少し良いお店で、すき焼きをご馳走するよ」
私の返信に対し、弟からは「なるほどね」という短い言葉。
例年、弟一家は父にビールを贈るのが恒例でした。
今年も当然、そのつもりなのだろう。そう思っていたのですが……。
誕生日から1ヶ月。
弟からは何の音沙汰もありません。
それなのに、弟夫婦は毎週末のように、実家のすぐ近くにある自宅から姪っ子を連れて遊びに来ます。
「じいじ、これ欲しかったやつ!ありがとう!」
「いいよいいよ、次はあっちのセットも買おうな」
父は目に入れても痛くないといった様子で、姪っ子に高価なおもちゃを次々と買い与えます。
弟夫婦はといえば、手ぶらでやってきては母の料理を平らげ、酒を飲み、帰りには両親が用意した手土産まで持ち帰る始末。
その手に、父へのプレゼントはありません。
「おめでとう」の一言すら、誰の口からも出てこないのです。
「近所に住んでいるのに、どうしてビール一本持ってこられないの?」
モヤモヤを抱える私に、母が寂しそうに溢しました。
「元気な顔を見せてくれるのは嬉しいけど……なんだか、利用されているみたいね」
父の意外な「一撃」
そんなある日。
またも実家でくつろぐ弟が、無邪気に父へねだりました。
「おやじ、来月姪の誕生日だろ?これ欲しがってるんだけど」
スマホの画面を見せる弟。そこには数万円する知育玩具が。
すると、いつもニコニコしている父が、静かに湯呑みを置きました。
「いや、それは買わないことにした」
「えっ、なんで? お祝いだろ?」
不思議そうに首を傾げる弟に、父は穏やかなトーンで告げたのです。
「お前、俺の誕生日に何もなかっただろ?姉に連絡までして、1ヶ月経っても音沙汰なし。だから、うちはもう『お祝いをやり取りする関係』をやめたんだと理解したよ。だからこれからは、こちらからのプレゼントは一切なしだ」
「いや、ビールは今度持ってこようと……」
「1ヶ月もあって、コンビニに寄る時間もなかったか?気持ちがないなら無理しなくていい。その代わり、俺たちも無理はしないことに決めたんだ」
凍りつく空気。
弟夫婦は顔を見合わせ、真っ赤になってうつむくしかありません。
結局、その日の夕方に弟は慌ててビールを3ケースも抱えて戻ってきました。
「これ、遅くなったけど……!」
差し出されたビールを、父は「おう」とだけ受け取り、すぐには冷蔵庫にしまいません。
「これからは、もらう時だけ家族面するのはやめなさい」
父の毅然とした態度に、私の胸のつかえもスッと消えた瞬間でした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














