「明日にはすぐ返すから30万円貸して」3か月返さなかった元彼。3か月後、姉の前で認めた事実
電話越しに繰り返された同じ頼み
二十代のころ、付き合って半年ほどの彼から突然お金を貸してほしいと言われたことがあります。
平日の夜、電話をかけてきた彼は、いつもより早口でした。
「引き落とし口座に、お金を移し忘れてたんだ。明日にはすぐ返すから、30万円貸して」
「30万円?そんなに急ぎなの?」
「今日中じゃないとまずいんだよ。お願い。明日にはすぐ返すから、30万円貸して」
詳しい事情まではよく分かりませんでした。
それでも、困っている様子の彼に同じ言葉で頼まれ、私は断り切れませんでした。その日のうちに指定された口座へ30万円を振り込みました。
ところが翌日になっても、お金は返ってきませんでした。
「来週には必ず返すから」
そう言われて待ちましたが、次の週になるとまた別の理由で先延ばしにされます。
そんなやり取りが続き、気づけば3か月。
私が「もう待てない。返してほしい」と伝えると、彼は「手元にないものは出せないだろ」と強い口調で返し、それきり連絡が途絶えました。
彼のお姉さんに送った一枚
腹は立ちましたが、感情的な言葉を送り続けても仕方がありません。
私はこれまでのやり取りを読み返し、「30万円貸して」「明日にはすぐ返す」「来週には絶対に返す」と書かれた部分と、振込の明細を一枚にまとめました。
そして、以前何度か会ったことのある彼のお姉さんへ送りました。
「弟さんに30万円をお貸ししています。返すお約束をいただいていますので、ご相談させてください」
数日後、お姉さんから電話があり、三人で会うことになりました。
週末の喫茶店で、お姉さんは私が送った紙をテーブルに置き、隣に座る彼を見ました。
「ここに書いてあること、違うところはある?」
彼は紙を見たまま、黙って首を横に振りました。
お姉さんは少し間を置いて、私に向き直りました。
「弟が借りたのは事実ね。本当にごめんなさい」
「いえ、お姉さんに謝っていただくことでは……」
「ううん。それより、どう返すのか今ここで決めよう」
そう言って、お姉さんは彼のほうを見ました。
しばらく黙っていた彼は、ようやく顔を上げました。
「毎月5万円ずつ、月末に振り込みます」
お姉さんは手帳を開き、振込の日を書き留めました。
それからは、一度も遅れることなく5万円ずつ振り込まれました。
6か月後、最後の5万円が入った日の夜、お姉さんから電話がありました。
「全部そろったわね。待たせてしまって、ごめんなさい」
「こちらこそ、間に入ってくださってありがとうございました」
電話を切って残高を見たとき、ようやく長かった3か月と、その後の6か月が終わったのだと実感しました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














