「レジの君が渡すべきだろ」忘れたカードを取りに来て店員を責める男性客、返却時に店員が返した正論
忘れ物を知らせたら
女性店員は決済端末に残されたカードに気づきます
レジの仕事をしていたとき、お客様が決済端末にクレジットカードを忘れていったことがありました。
タッチ決済をされた、年配の男性です。
私の勤務先では、タッチ決済に使ったカードはお客様自身に取っていただいていました。
男性が帰られた後に気づいた私は、カードを保管して連絡先を確認しました。
幸いポイントカードの会員だったため、登録されている電話番号へ連絡することができました。
カードを取りに戻った男性は店員を責めてしまいます
電話に出たのは奥様でした。私は、お店にカードをお忘れになったことをお伝えしました。まずはほっとしました。
数時間後、男性がカードを取りに来られました。私は返却の対応をしようとしましたが、男性は少し怒った様子でした。
「レジの君が渡すべきだろ」
思ってもいなかった言葉に、私は返事をしかけて止まりました。
忘れ物を知らせたつもりが、私の落ち度を責められていたのです。
店員はカードを自分で取る会計の流れを説明します
私も、カードにもっと早く気づけたらよかったとは思います。
ただ、タッチ決済では、お客様が端末にかざしたカードを、そのままご自身でお持ちになる流れです。
私が預かって返し忘れたわけではありませんでした。
「カードは、お客様にお取りいただいています」
私は普段の会計の流れを説明しました。
誰が返し忘れたのですか
男性は店員が忘れ物に気づいていたのか尋ねます
「忘れたのを見ていたんじゃないのか」
男性はまだ不満そうでした。
私は、気づいたのはお帰りになった後だったこと、確認できた連絡先へ電話したことを伝えました。
男性は口を閉じ、カウンターへ目を向けました。
私は、連絡がついてよかったと添えました。
無事に持ち帰っていただくことが先です。
それでも、私がカードを預かったまま返さなかったという話にはできませんでした。
店員は返却にあたり次は置き忘れないよう頼みます
「次は、端末に置き忘れないようお願いします」
私は静かに伝えました。男性は眉を上げましたが、すぐには返事をしませんでした。
それから目をそらし、持ってきた財布を開きました。
本人確認を済ませてから、私はカードを返しました。
男性はさっきのように私を責めず、自分の手でカードを取りました。
気づいて知らせた私が、返し忘れたかのように責められるのは違います。
男性は自分が忘れたことを認めてカードをしまいます
「私が取り忘れたんだな」
男性はカードをしまい、そう答えました。私は、ありがとうございますと返しました。男性は財布を閉じて、そのまま店を出ていきました。
一方的に責められたときは、何でも謝るしかないのかと思いました。けれど、どういう流れで忘れ物に気づき、連絡したのかは、きちんと伝えてよかったのです。
カードの受け取りまで見届けて、私は次の仕事へ戻りました。責められたまま話を終えず、必要なお願いを伝えられたことに、ほっとしました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














