「5人だけのグループだから大丈夫」私を外していたママ友。だが、6人全員のグループに誤送信した一通
終わってから知るランチ会
娘が小学3年生になった春、同じクラスのママ6人で連絡用のグループを作りました。
学校のことを確認したり、たまに雑談をしたりする、気楽な集まりのはずでした。
夏の初め、娘が習い事の発表会で賞をもらいました。
下校のお迎えで、ほかのママから「発表会どうだった?」と聞かれ、私が答えていると、輪の中心にいたママ友が横から口をはさみました。
「あ、その話ならもう聞いたよ」
私は一瞬、言葉に詰まりました。
まわりのママたちも曖昧に笑うだけで、その場には少し気まずい空気が残りました。
それからしばらくして、休日のバーベキューやランチ会の写真が、終わったあとになって6人のグループへ流れてくるようになりました。
写っているのは、いつも私以外の5人です。
それでも私は、「たまたま声をかけるタイミングが合わなかったのかな」と考えるようにしていました。
ある朝、門の前でそのママ友を見かけ、思い切って声をかけました。
「またランチすることがあったら、今度は私も行きたいな」
するとママ友は、少し間を置いて答えました。
「ああ……うん。でも、人数もあるから」
それだけ言うと、すぐにほかのママたちのほうへ向き直ってしまいました。
その態度を見て、私は初めて「偶然じゃないのかもしれない」と感じました。
6人全員に届いた一通
数日後の帰り道、6人の中でいちばん話しやすかったママが、私を呼び止めました。
「ちょっと言いにくいんだけど……あなた以外の5人で、別のグループがあるの」
私は思わず聞き返しました。
「え、5人だけの?」
「うん。そこで、あなたのことを書いてる人がいて……」
そのママによると、中心になっていたのは、いつも輪の真ん中にいるあのママ友でした。
「『5人だけのグループだから大丈夫』って言ってた」
胸の奥が冷たくなりました。
何を書かれているのかまでは分かりません。それでも、自分の知らないところで話題にされていたと思うと、その夜はなかなか眠れませんでした。
それから1週間ほどたった夜。夫と居間にいると、6人全員のグループにママ友から一通のメッセージが届きました。
「また自慢話が始まるから、次のランチは呼ばなくていいよね」
見た瞬間、息が止まりました。
数秒後、そのメッセージは取り消されました。しかし、私も夫もすでに読んでいました。
夫が画面を見ながら言いました。
「これ……送り先、間違えたんじゃない?」
「たぶんね」
私は少し迷ってから、返信しました。
「読みました。自慢に聞こえていたならごめんなさい。これからは子どもの連絡だけにします。ランチも、5人で行ってください」
送ったあと、しばらく誰からも返事はありませんでした。
やがて、別のグループのことを教えてくれたママからメッセージが届きました。
「私は、あなたの話を嫌だと思ったことないよ」
続いて、運動会の係で一緒だった物静かなママも書き込みました。
「私も。それと、5人のグループからは抜けます」
最初に誤送信したママ友からは、それ以上何も届きませんでした。
次の週、別グループでは誰も書き込まなくなったと聞きました。その週末、私は最初に事情を教えてくれたママと2人でランチへ行きました。
週明けの朝、学校の門の前にはいつものママたちが集まっていました。
あのママ友だけは輪から少し離れたところに立っています。私に気づくと、一度こちらを見たあと、すぐに携帯電話へ視線を落としました。
私は何も言わず、そのまま娘と校門へ向かいました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














