娘が泣きながら帰ってきた「クラスの子に、テストの点数を言われた」。原因はママ友の噂話にあった
よその子の点数まで聞きたがるママ友
小学4年生の娘と同じクラスに、40代くらいのママ友がいます。
顔を合わせると自分の子のテストの点数を話し、その流れでよその子の点数まで聞いてくる人でした。
ある個人面談の日、教室前の廊下で順番を待っていると、そのママ友が隣の椅子に座りました。
子どもたちの間でテストの話が出ていたらしく、さっそく聞かれました。
「この前の算数、何点だった?」
「さあ、どうだったかな」
できれば答えたくなくて濁したのですが、ママ友は笑いながら続けます。
「えー、隠すほどのことじゃないでしょ。言えないような点数だった?」
廊下の少し先で待っていたお母さんが、こちらをちらりと見ました。
これ以上やり取りを続けるのも気まずくなり、私は仕方なく娘の点数を答えました。
ところが数日後、同じクラスの別のお母さんから、「あの人、あなたの娘さんの点数もほかの人に話してたよ」と聞かされたのです。
さらに週末、娘が泣きながら帰ってきました。
「クラスの子に、テストの点数を言われた…。その子、お母さんから聞いたって」
私は、廊下で答えてしまったことを後悔しました。まさか子ども同士にまで広がるとは思っていなかったのです。
授業参観のあと、また点数の話が始まった
翌週、授業参観が終わると、校門の前で母親5人が立ち話をしていました。
私の隣には、先日話を教えてくれたお母さん。
向かいには例のママ友、そのそばには同じクラスのお母さんが2人いました。
するとママ友は、またいつものようにテストの話を始めました。
「うちの子は95点だったけど、おたくは?」
聞かれたお母さんが困ったように笑っていると、今度は私のほうを向きます。
「そうそう、こちらの娘さんは今回ね―」
また娘の点数を話すつもりなのだと分かり、私が口を開こうとした、そのときでした。
隣にいたお母さんが、先に声をかけました。
「それ、もうやめない?」
ママ友の表情が止まりました。
「え?何が?」
「よその子の点数を、人に話すこと。うちの子も、あなたから聞いたっていう子に点数を言われたの」
それまで黙っていた近くのお母さんも、小さくうなずきました。
「うちも似たようなことがあったよ」
ママ友は周りを見回し、先ほどまでの勢いがなくなりました。
「……そんなつもりじゃなかったんだけど」
「世間話のつもりでも、子どもにとっては嫌なこともあるから」
隣のお母さんがそう言うと、ママ友はしばらく黙っていました。
帰り道、私はそのお母さんに「言ってくれてありがとう」と伝えました。
すると彼女は、「うちも同じことがあったから。ずっと気になってたんだ」と答えました。
その日以降、校門の前で会っても、ママ友がよその子のテストの点数を話題にすることはなくなりました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














