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2026.10.02(Fri)

「何も飼ってませんよ」と言い切った隣人。数か月後、逃げたヘビを前に管理会社が伝えた正論

「何も飼ってませんよ」と言い切った隣人。数か月後、逃げたヘビを前に管理会社が伝えた正論

ドアの横に置かれた、生きた虫の箱

以前暮らしていたマンションでの話です。50代の私の隣の部屋に、40代くらいの男性が越してきました。めったに顔を合わせない、静かな人でした。

気になったのは、ときどき届く宅配便です。隣のドアの横に置かれた箱には「虫」と書かれた札が貼られ、そばを通ると中で何かが動く音がしました。

マンションでは、契約で動物を飼うことが禁止されていました。

ある日、通路で男性と顔を合わせたとき、私は思い切って尋ねました。

「すみません。何か飼っていらっしゃるんですか?」

男性は少し表情を曇らせました。

「何も飼ってませんよ。うちのことは放っておいてください」

「そうですか。箱に『虫』と書いてあったので、ちょっと気になって…」

すると男性はドアに手をかけながら、少し強い口調で言いました。

「人の荷物をいちいち見ないでもらえます?」

それ以上聞くことはできませんでした。後になって、同じ階の年配の女性も男性に尋ねたことがあり、似たような返事をされたと聞きました。

夜になって届いた、管理会社からの知らせ

それから数か月後の夜、管理会社から連絡が入りました。

ヘビが建物内に逃げ出したため、見つかるまでは部屋に戻らないように、という内容でした。

駐車場には住人が10人ほど集まりました。私もその中で待っていましたが、なかなか部屋へ戻れるという連絡はありません。

管理会社の40代くらいの男性担当者も来ていて、業者と何度も連絡を取り合っていました。

夜遅くなってようやく、隣の部屋の前の通路でヘビが捕まったと知らされました。

けが人はいませんでした。

ほっとしたのもつかの間、隣の男性が担当者の前に出てきました。

「ヘビ1匹くらい、誰にも迷惑かけてない」

私は思わず男性の顔を見ました。

「もう捕まったんだから、いいでしょう」

その言葉を聞いて、逃げ出したヘビが隣の部屋で飼われていたものだと分かりました。

担当者が伝えた、契約の話

担当者は声を荒らげることなく、男性に答えました。

「このマンションでは、契約上、動物の飼育は禁止されています。今回の件については、契約内容を確認したうえで、明日あらためてお話しさせてください」

男性は黙ったままでした。

少し離れたところにいた年配の女性が、小さな声で言いました。

「何も飼ってない、って言ってたのにね」

私も、数か月前のやり取りを思い出していました。

その後、管理会社と男性の間でどんな話があったのか、私は知りません。ただ、1か月後には隣の部屋は空室になっていました。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた50代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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