妻「キャベツが1玉98円だったのよ」→夫「ほかには?」ハンバーグを待っていた私が、妻の買い物袋を見て笑った理由
ハンバーグを待つ休日の夕方
休日の夕方、妻がスーパーへ買い物に出かけてしばらくすると、私の携帯電話にメッセージが届きました。
夕飯は何がいいか、という内容です。
「パパ、ハンバーグって送って」
横から画面をのぞいた小学生の息子が、私の腕を引っぱります。
言われたとおり妻に送ると、すぐに返事が届きました。
「やった。大きいのがいい」
「じゃあ、パパがこねる係だな」
すっかりハンバーグの気分になった私は、台所からボウルとフライパンを出しました。
息子も自分用の小さなへらを持ち、楽しそうに待っています。
やがて玄関が開き、重そうな買い物袋を提げた妻が帰ってきました。なぜか、とても満足そうな顔をしています。
「ただいま。今日はすごいよ」
「おかえり。ひき肉買えた?」
ところが妻は答えず、買い物袋をテーブルに置きました。
袋から出てきたのはキャベツ3玉
妻が最初に取り出したのは、大きなキャベツでした。
さらにもう1玉。そして3玉目。
それをテーブルに並べると、買い物袋はぺたんとしぼみました。
「キャベツが1玉98円だったのよ」
妻は空になった袋を手にしたまま、うれしそうに胸を張っています。
店に入ったところで特売のキャベツが目に入り、思わず3玉買ってしまったそうです。
私は並んだキャベツを見てから、妻の顔を見ました。
「……ほかには?」
「ほかって?」
妻が不思議そうに首をかしげます。
すると息子が、キャベツを1玉抱えました。重さによろけながら、真剣な顔で妻を見上げます。
「ママ、これでハンバーグ作るの?」
妻はキャベツを見て、それから私が出しておいたボウルとフライパンに目を移しました。
「……あ」
どうやら特売のキャベツに夢中になっているうちに、ハンバーグのことをすっかり忘れてしまったようです。
妻が両手で顔をおおって笑い出し、私も息子もこらえきれずに吹き出しました。
ハンバーグの代わりに続いた夕飯
結局、その夜はハンバーグをあきらめ、お好み焼きに変更しました。
それでもキャベツはたっぷり残り、翌日の夕飯もお好み焼きです。
2日続けてのお好み焼きに、息子は大はしゃぎでした。
あれ以来、妻が買い物へ出かけると、息子は決まってメッセージを送ります。
「キャベツは、もうあるよ」
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














