
亀田和毅の公式Instagram(@tomokikameda)より引用
亀田和毅、歴史的な3階級制覇に挑戦
ボクシングのIBF世界フェザー級(57.1キロ以下)タイトルマッチ12回戦が、5月24日にインテックス大阪で行われます。前日の23日には大阪市内で公式計量が実施され、挑戦者で同級1位の亀田和毅選手(TMK)、同級王者アンジェロ・レオ選手(アメリカ)がともに57.0キロで一発クリアしました。
今回の試合は、約6年ぶりの世界戦となる亀田選手にとって、3階級制覇をかけた大一番。一方のレオ選手にとっては、王座を守る初防衛戦となります。この興行は、兄の亀田興毅さんがプロデュースする「3150×LUSHBOMU vol.6」として開催され、ABEMAで無料生配信されます。
戦績は、33歳の亀田選手が42勝(23KO)4敗、31歳のレオ選手が25勝(12KO)1敗となっています。
亀田選手は計量時、仕上がった肉体を披露しながら体重計に乗り、計量クリアのアナウンスに満足げな表情でポーズ。体重計を挟んでのフェイスオフでは、余裕の笑みを浮かべ、約10秒にわたって相手を見つめました。その後、両者はしっかりと握手を交わしています。
会見では、「無事に計量をクリアできました。これからリカバリーして、3階級制覇を必ず成し遂げますので応援をお願いします」と力強くコメント。「相手も2階級制覇を達成している強いチャンピオン。フェザー級で最強と評される相手と戦えることをうれしく思います。自分の持てる力をすべて出し切って、必ず勝ちます」と闘志をにじませました。
亀田選手は、昨年8月に行われた同級指名挑戦者決定戦で、レラト・ドラミニ選手(南アフリカ)との再戦に2-1の判定で勝利し、王者レオ選手への挑戦権を獲得しました。世界戦は2019年7月のWBC世界スーパーバンタム級王座統一戦以来となりますが、「プレッシャーは感じていません。今回やってきたトレーニングをリングの上で試すだけ。自分がどれだけ通用するのか楽しみです」と話し、亀田3兄弟として8本目のベルト獲得に意欲を見せています。
一方のレオ選手は、昨年8月に当時の王者ルイス・アルベルト・ロペス選手(メキシコ)を10回TKOで破り、2階級制覇を達成しました。亀田選手との対戦は初防衛戦となり、「自分の戦いをするだけ。集中力がキーポイントになります。火花が散るような激しい打ち合いをしたい」と意気込みを語りました。