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2022.01.26(Wed)

子どもが「かくれ栄養不足」になってるかも!? 対処するポイントは?

最近、子どもたちが知らずのうちに栄養不足になっている可能性があるのをご存知ですか?
2020年には学校の休校や、配膳を避けるため簡易給食やお弁当になった学校もありましたが、給食を食べる習慣が一時的になくなったことからくる栄養不足が懸念されています。

我が子の栄養が心配なママもいるでしょう。そんな「かくれ栄養不足」の対処法、知っておきたいものです。予防医療・栄養コンサルタントの細川モモさん監修のもと、ご紹介します。

■子どものかくれ栄養不足とは?
2020年、新型コロナウイルス感染症対策で、小学校などが休校になり、約3か月間給食を食べない時期が発生した子どもたちもいたそうです。また、学校が再開した後も、配膳による感染リスクを避けるため、簡易給食やお弁当になった子どももいました。

このように、栄養のバランスが考えられた学校給食を食べる機会が減ったことで心配されているのが、子どもの「かくれ栄養不足」です。

まず、子どもたちは大人と比べ、1.5 倍以上(体重1kg あたりで見た場合)エネルギーが必要であることから、エネルギー不足になっている可能性があるといわれます。
また、学校給食のない日は、ある日に比べて栄養素の中でも、タンパク質、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C)、ミネラル類(カルシウム、マグネシウム、鉄)が大きく不足しているといいます。

これらの栄養素は家庭の食事で不足しやすい上に、給食では2分の1〜3分の1を摂取できていたといわれているため、もともと子どもに不足しがちな栄養素が、さらに不足していることが懸念されています。

■子どもの隠れ栄養不足がもたらすリスク

では、子どものかくれ栄養不足には、どんなリスクがあるのでしょうか?
主に次の2点があるといわれています。


1.エネルギー不足による疲れやすさやパフォーマンスの低下
一日のうち、3食しっかり食べない日があると、エネルギー不足に陥るリスクがあります。


2.カルシウムやビタミンD不足による骨への影響
もともと、子どもたちにはカルシウムやビタミンDも不足ぎみといわれます。
骨を強くするためには、土台となるタンパク質やカルシウム、カルシウムの腸管からの吸収を促すビタミンDが重要。ビタミンDは、魚やきのこなど食事からの摂取以上に、紫外線にあた流ことで皮膚で生成される量の方が多いとされています。自粛生活の影響でビタミンDの欠乏が懸念されていますので、冬でも晴れた日は日光を浴びることを実践しましょう。特に鮭やしらすは、カルシウムもビタミンDも多く、手軽に日々の食事に取り入れることができるのでおすすめだそうです。

■対策は5大栄養素をバランスよく摂取すること!

では、子どものかくれ栄養不足はどうすれば対策できるのでしょうか?

基本は、5大栄養素のタンパク質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取すること。栄養素は一つだけでは機能せず、助け合って働くチームプレーだからです。
主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5つのグループの組み合わせでバランスが取れるように、農林水産省が公開している「食事バランスガイド」を参考に、3食バランスよく摂取するのがいいそうです。


●「乾物」「缶詰」もうまく使って
なかなか手作りができないというママは、栄養不足になっていないか気になっているかもしれません。そんなときには、「乾物」や「缶詰」がおすすめだそう。

トッピングや具として使える、かつお節、のり、カットわかめ、ちりめんじゃこ、桜えび、ごまなどのほか、栄養素の多い高野豆腐や切り干し大根、魚の栄養素を手軽に摂取できるツナ缶やサバ缶もいいそうです。これなら忙しいママも便利に使えそうですね。


●朝昼夕におやつを追加する「3.5 食」のススメ
栄養を補填するには、朝昼夕の3食に加えて、おやつもおすすめだそう。おやつといっても甘いものにかぎらず、栄養を補う食事の一部。食事に影響しない程度に気をつけながら、食事で不足している栄養を補うことが大切だといいます。

理想は、体をつくる「タンパク質」、エネルギーになる「脂質」や「糖質」、体の調子を整える「ビタミン」や「ミネラル」の5大栄養素がそろった補食だそう。むずかしい場合は、ヨーグルトや芋、果物、またはバランスのよい栄養補助食品がおすすめだそうです。


■子どもに食べさせる栄養補助食品の例
ところで、市販の栄養補助食品にはどんなものが使えそうか、調査してみました。

例えば、大塚製薬の「カロリーメイト」は、身体に必要な11種類のビタミン、5種類のミネラル、タンパク質、脂質、糖質の5大栄養素がそろった補食として知られています。「ブロックタイプ」「ゼリータイプ」「リキッドタイプ」がありいつでもどこでも手軽に栄養補給ができます。



また、江崎グリコの「バランスオンminiケーキ チョコブラウニー」は、10種のビタミン、カルシウム、マグネシウム、鉄などの栄養がとれます。


ファンケルの「スーパーキッズサポート」という飲料は、カルシウムやビタミンD、鉄、プラズマ乳酸菌、ビタミンE、DHAなどの栄養がとれるそうです。


これらも参考にしながら、ぜひ子どものかくれ栄養不足を上手に対策しましょう。

 

【監修】
予防医療・栄養コンサルタント
細川モモさん


一般社団法人ラブテリ代表理事。
両親のがん闘病を機に予防医療を志し、渡米後に最先端の栄養学に出合う。米国認定International Nutrition&Supplement Adviser の資格を取得したのち、2009 年に医師・博士・管理栄養士など 13 種の専門家が所属する「ラブテリ トーキョー&ニューヨーク」を発足。母子の健康向上を活動目的とし、食と母子の健康に関する共同研究を複数手がける

【参考】
農林水産省「食事バランスガイド」

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