「不妊治療をしている友達が増えた」
「30代になってから妊活がうまくいかない」
そんな声を耳にすることが多くなった現代。日本では、夫婦のおよそ6組に1組が不妊に悩んでいるとも言われています。
なぜ、いま不妊がこれほど増えているのでしょうか?
実は、私たちが毎日飲んでいる“水”も、少なからず関係しているという説もあるんです。
不妊が増えている主な理由って?
まずは、不妊の主な原因から見てみましょう。
・ライフスタイルの変化
晩婚化・晩産化が進み、妊娠のタイミングが後ろ倒しになっている今、卵子や精子の加齢による質の低下が大きな要因とされています。
・ストレス社会
長時間労働や慢性的なストレスによって、ホルモンバランスが乱れ、生理不順や排卵障害が起きやすくなっています。
・食生活・環境ホルモンの影響
添加物や農薬、プラスチック製品に含まれる**環境ホルモン(内分泌かく乱物質)**も、体に微細な影響を与え、ホルモンの働きを阻害する可能性が指摘されています。
見逃されがちな「水」の問題
そして近年、静かに注目されているのが水道水や飲料水に含まれる成分の影響です。
・塩素とトリハロメタン
日本の水道水は安全性のために塩素で消毒されていますが、この塩素と水中の有機物が反応してできる「トリハロメタン」は、発がん性や生殖機能への影響が疑われています。
・マイクロプラスチック
最近では、ボトル入りの飲料水や水道水にマイクロプラスチックが含まれていることも明らかに。これらに含まれる化学物質が、内分泌かく乱作用を起こす可能性があると研究者たちは警鐘を鳴らしています。
・残留農薬や医薬品成分
生活排水や農業排水が浄水処理を経ても、微量のホルモン剤・抗生物質・農薬などが完全には除去されず、再び水道水として戻ってきてしまうことも。これが長期的な体内蓄積につながる可能性もあります。
じゃあどうすればいいの?
「水のせいで妊娠できない」と断定はできませんが、日々体に取り入れるものだからこそ、意識しておくに越したことはありません。
対策のヒント:
• 浄水器を使う:できればトリハロメタン除去対応のものを選ぶ
• ウォーターサーバーや天然水に切り替える
• ペットボトル水もなるべくBPAフリーのものを選ぶ
• デトックスを意識した生活(食物繊維・発酵食品の摂取など)を心がける
まとめ:妊活=心と体と”水”の見直し
不妊の原因はひとつではなく、複合的な要因が絡み合っています。でも、だからこそ「自分で変えられるところ」から見直すことが大切です。
日々の食事、ストレスケア、生活習慣…そして、水という“見えないリスク”にも、そっと目を向けてみてください。
妊娠はゴールではなくスタート。
体と環境を整えることは、未来の家族の健康を守る第一歩かもしれません。