ママ友との関係、最初は「こんなに楽しい時間が待っているんだろうな」と、ワクワクしていたはずでした。
でも、ある時からその気持ちは少しずつ変わり、気づけば私の心の中にモヤモヤとした感情が積もっていました。
それは、「誰かと比較されること」が、思った以上にストレスだったからです。
最初は楽しかった、ママ友ランチ
長女が幼稚園に通い始めたころ、私はすぐに仲良くなれるママ友ができました。
その中でも特に親しくなったのが、リサさん。
リサさんは、どこか落ち着いた雰囲気で、年齢も私と近く、育児に対する考え方が似ているところもあり、すぐに意気投合しました。
ランチやお茶をよくするようになり、子ども同士も仲が良かったので、お互いに心からリラックスできる時間を過ごしていました。
でも、その幸せな時間が、ある出来事で一変しました。
「うちの子、やっぱりすごいでしょ?」が引き金に…
ある日、リサさんが嬉しそうに話していたことが、私の胸に突き刺さったのです。
「うちの子、最近こんなことをできるようになってさ。やっぱりうちの子はすごいなって思うんだよね。〇〇ちゃん(私の子ども)も、ちょっと頑張ったらできるかもしれないよね?」
彼女の話の中には、良かれと思って言ったであろう言葉が、まるで私の子どもを比較しているかのように聞こえました。
その時、私の心の中で小さな引っかかりが生まれたのです。
比較されることへのストレス
次第にリサさんとの会話の中で、彼女が私の子どもを何かと比較するようになっていきました。
「うちの子はこんな風にできるんだよね〜。〇〇ちゃんもできるんじゃない?」
「うちの子、最近こんな習い事始めたんだよね。〇〇ちゃんもやってみたらどう?」
最初は軽く受け流していたのですが、何度も続くとだんだんその言葉がプレッシャーに変わっていきました。
どんなに頑張っても、他の子と比較されているように感じて、心が疲れていったのです。
ついに限界!関係を見直す決心
ある日、リサさんから「私たちの子ども同士、一緒に習い事をさせよう!」という提案がありました。
そのとき、私は突然、「それって本当に必要?」と自問自答しました。
正直なところ、私は他人の基準で子どもを育てることに疑問を感じていました。
我が子に何かを強制することで、子どもが嫌な思いをするのではないかという不安が大きくなり、私はついにその関係を見直す決心をしました。
心の整理と距離の取り方
リサさんとの関係は大切にしたいと思っていたものの、だんだん「無理して仲良くしなければならない」というプレッシャーを感じていた私は、少し距離を置くことにしました。
最初は「気まずくなるかも」と不安でしたが、実際には、自然に会う機会が減り、気づけば自分が心からリラックスできる友達とだけ繋がるようになっていました。
あれから数ヶ月が経ち、私は自分らしい育児を大切にするようになりました。
他のママ友と比べることなく、自分のペースで子どもと向き合う時間を楽しんでいます。
ママ友との「適切な距離感」の大切さ
ママ友関係には、時には「無理に仲良くしなくてもいい」と気づくことが大切です。
もちろん、良い友達を作ることは素晴らしいことですが、他人と比べて自分がストレスを感じるなら、その関係を見直す勇気も必要だと思います。
子どもにとっても、母親が心地よく過ごすことが一番の幸せ。
もしあなたも、ママ友との関係に悩んでいるなら、一度自分の気持ちを見つめ直し、無理のない関係作りをしていってくださいね。