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2025.11.27(Thu)

「ここは俺の場所だ!」ジムのマシンを独占する男。店員がある利用規約を伝えると顔面蒼白に…【短編小説】

「ここは俺の場所だ!」ジムのマシンを独占する男。店員がある利用規約を伝えると顔面蒼白に…【短編小説】

場所を占領するお客様

私は、フィットネスクラブでスタッフとして働いています。

お客様の間で「キング」と呼ばれていた大柄な男性は、毎日決まった時間に人気のあるフリーウェイトエリアへやってきては、最も需要の高いベンチプレス用の台を、長時間にわたって独占する行為を繰り返していました。

インターバル中もマシンから離れず、スマートフォンを操作したり、鏡でご自身のポーズを確認したりするのです。

使いたいお客様が尋ねても、彼は無言で睨みつけるため、多くの会員様が不満を抱えていました。

 

ある日の夕方、会社帰りの会員様が、ついに私に助けを求めてきました。

「すみません、あの方がもう一時間近くベンチを占領していて、何人も待っているのですが…」

私は意を決し、そのお客様に近づきました。

「お客様、恐れ入ります。現在、他の会員様が多数お待ちです。インターバル中かと思いますが、マシン上での長時間の休憩はご遠慮いただいております。次のお客様とシェアしていただけますでしょうか」

するとそのお客様は、顔を上げて私を威圧し、「ここは俺の場所だ!俺が最初に使ってるんだから、待つのが嫌なら他のジムに行け!」と強い口調で言い放ちました。

利用規約の内容とは

私は冷静に一礼し、ある利用規約を伝えました。

「大変申し訳ございません。当ジムの利用規約には、『マシン上での長時間の休憩や、連続利用時間の超過禁止』が明記されております。

フリーウェイトエリアでは、連続のご利用は最大30分までと定められており、その時間を超過されている場合は、次にお待ちのお客様にお譲りいただく必須ルールとなっております」

私が会員規約の該当箇所を記した用紙を差し出すと、顔面蒼白になり、乱暴にタオルを掴み、渋々ベンチを待っていたお客様に譲りました。

 

その後、彼はルールを守って利用されていましたが、一ヶ月ほど経つと、姿を見せなくなってしまいました。

ルールは、すべてのお客様の快適な利用を守るためにあります。

規約を提示することで、公平性が保たれることの重要性を、改めて感じた出来事でした。

 

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

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※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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