職場が凍りついた年末の出来事
私が働いているのは、15人ほどの事務職の部署です。
チーム内には、小さなお子さんを2人育てながら時短勤務をしている同僚がいます。
「お子さん、まだ小さいから大変だよね」
「急な熱は仕方ないよ、お互い様だし!」
職場の雰囲気はとても良好でした。
彼女が子供の体調不良で当日欠勤したり、早退したりするときも、みんなで嫌な顔ひとつせず仕事をカバーしてきました。
子育て中の大変さはみんな理解しているし、助け合うのが当たり前だと思っていたからです。
でも、去年の年末。
誰しもが忙しく働いていた時のことでした。
彼女が申し訳なさそうに、みんなに声をかけました。
「あの……年末の月曜日なんですけど、お休みをもらってもいいでしょうか?」
月曜日は週の初めで仕事も山積み。
でも、またお子さんの具合が悪くなったのかな?
私たちは心配して耳を傾けました。
休みの理由
しかし、彼女の口から出たのは信じられない言葉でした。
「その日、主人が子供を見てくれる約束だったんですけど、急に『やっぱり無理だ』って言い出したんです。だから私が休まないと……」
その場にいた全員が、言葉を失いました。
えっ、旦那さんは仕事がお休みなの?お子さんは病気でもなんでもないの?
今まで私たちが仕事を肩代わりしてきたのは、「子供の病気などの緊急事態は仕方がない」という共通認識があったからです。
でも今回は違います。
旦那さんが家にいるのに、しかも子供が元気なのに、「旦那が面倒を見られないから」という理由で会社を休む。
それはさすがに、職場に対する甘えというか、ルール違反ではないでしょうか。
「……そっか、それは大変だね」
誰かが絞り出すように言いましたが、今までのような「早く行ってあげて!」という温かい空気は一瞬で消え失せました。
もちろん、旦那さんのワガママに振り回された彼女自身に罪はないのかもしれません。
でも、その急な欠勤の尻拭いをする私たちには、もっと罪はありません。
(一人で面倒も見られないなら、どうして……)
結局、その日は私たちが彼女の分の仕事を必死にこなしました。
けれど、チームのみんなの胸には、なんとも言えないモヤモヤだけが残ってしまったのです。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














