「勝手に触らないでちょうだい!」二世帯住宅を建てたいのに、部屋を片付けない義母。だが、隣人の思わぬ一言で状況が一変
趣味の部屋は「開かずの間」
「ねえ、いつになったらお家、建てられるのかな……」
夜、夫と二人でため息をつくのが日課になっていました。
私たちは今、義母が住む古い一軒家で同居しています。
本当なら、このボロボロの旧宅を壊して、二世帯で住めるピカピカの新居を建てる予定だったんです。
でも、どうしても計画が進まない理由がありました。
それは、義母の「趣味」の部屋です。
「お義母さん、そろそろあの部屋、一緒に片付けませんか?」
「わかってるわよ。でもね、これは私にとって大事な宝物なの。勝手に触らないでちょうだい!」
義母はいわゆる「推し活」に全力投球。
趣味があるのは素敵なことなのですが、掃除が全くできないのが大問題でした。
一室まるごと、足の踏み場もないほどグッズや荷物が山積み。
まるで「開かずの間」です。
解体するにも、中身を空にしないと工事が始められません。
「壊すにしても、まずは中を片付けないと進まないんだよ」と夫が何度説得しても、義母は「明日やるから」「今度こそやるから」と繰り返すだけ。
そんな状態で、なんと5年もの月日が流れてしまいました。
お隣さんが放った一言
ある日のことです。
家の前で、義母と私たち夫婦が、偶然お隣の奥さんと顔を合わせました。
世間話の流れで、お隣さんがふと家の方を見上げて言ったのです。
「ところで、建て替えのお話はどうなったの?ずっとこのままだから、どうしたのかしらって主人と心配していたのよ」
義母は少し気まずそうに、愛想笑いを浮かべました。
「あはは……。まあ、いろいろ準備が大変でして」
すると、お隣さんが少し苦笑いしながら、ズバッと言ってくれたのです。
「あら、いつまで若夫婦をこのままにしておくの? こんなに若いうちから同居して、一緒に住んでくれるなんて、今の時代とっても幸せなことなのよ?」
義母が固まりました。
お隣さんはさらに畳みかけます。
「せっかくの新居なんだから、お義母さんが頑張らないと、この子たちがかわいそうじゃない」
その場はシーンと静まり返りました。
義母は顔を真っ赤にして、「あ……ええ、そうですね……」と絞り出すのが精一杯。
家族が何を言っても「私の勝手でしょ」と聞かなかった義母ですが、第三者、しかもご近所さんからのド直球な「正論」には、ぐうの音も出なかったようです。
その日の夜、義母は珍しく自分からゴミ袋を手に取っていました。
5年間、ずっとモヤモヤしていた胸のつかえが、お隣さんの一言でようやくスッと取れた瞬間でした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














