
出生数10年連続過去最少の衝撃!結婚増でもベビーブームが起きない現代社会の構造的欠陥とは
厚生労働省が発表した2025年の人口動態統計によれば、出生数は約70万5千人と10年連続で過去最少を更新しました。一方で興味深いのは、婚姻数が約50万5千組と2年連続で増加に転じている点です。結婚するカップルが増えているにもかかわらず、なぜ子供の数だけが右肩下がりを続けるのか。この数字の乖離には、単なる晩婚化では片付けられない現代日本が抱える深刻な葛藤が透けて見えます。
政府は若年人口の減少やライフスタイルの変化を理由に挙げていますが、現場の実感はより切実です。SNS上では、この統計結果に対して悲観的かつ現実的な声が相次いでいます。
『結婚は贅沢品で、出産はもはや特権階級の娯楽になりつつある』
『共働きが前提の社会で、キャリアを捨ててまで産むリスクが大きすぎる』
『自分たちの生活を守るだけで精一杯なのに、子供の将来まで責任を持てない』
かつては結婚=出産という画一的な方程式が成立していましたが、現在はその結びつきが急速に弱まっています。結婚は精神的な安定や経済的な合理性のために選ぶものの、出産については「別問題」として切り離して考える層が増えているのです。特に都市部に住む若年層にとって、教育費の高騰や住宅価格の維持は大きな壁となって立ちはだかります。
また、女性の社会進出と少子化対策がトレードオフの関係になっているという指摘も無視できません。育休制度が整いつつあるとはいえ、復職後のキャリア停滞や、いわゆるマミートラックへの懸念は依然として根強く残っています。仕事で自己実現を果たすことと、育児に奔走することの両立が、個人の努力という限界を超えた負荷になっているのが現状です。
『今の日本で産めというのは、沈みゆく船に乗れと言っているようなもの』
『結婚数が増えたのは、ひとりで生きていく不安から逃れるための防衛策ではないか』
『国がいくら手当を出しても、社会全体の空気が変わらなければ意味がない』
SNSの反応に共通しているのは、金銭的な支援だけでなく、社会構造そのものへの不信感です。経済的な負担はもちろん、育児環境の厳しさや将来への不透明感が、合理的な判断としての「産まない選択」を後押ししています。
政府は婚姻数の増加を注視すると述べていますが、結婚した夫婦が安心して家族を増やせる環境、つまり「産んでも損をしない社会」を構築できなければ、この減少傾向に歯止めをかけるのは困難でしょう。














