「これ新作なんだ!」と自慢ばかりする友人。だが、他の友人の救いの一言で空気が変わった
友人とのランチ
大学時代の友人と3人で囲む、久しぶりのランチテーブル。
楽しいひとときのはずが、どこか落ち着かない空気が漂い始めました。
原因は、目の前に座る友人の何気ない一言。
「これ新作なんだ!少し高かったけど、やっぱり良いものを持っておきたいなって。安いのを使い潰すのもいいけど、私は長く愛せる上質なものが好きなんだよね」
彼女の視線が、私のバッグへ向きます。
デザイン重視で選んだ手頃な価格のそれは、彼女の言う「上質」とは対極にあるもの。
否定こそされないものの、透けて見える「格付け」に、思わず言葉が詰まりました。
話題はさらに、先日返ってきた試験の結果へ。
「そういえば、今回の試験どうだった?私、バイトが忙しくて全然勉強できなかったんだけど、運良く『A』だったんだ。あなたは真面目にノート取ってたから、もっと余裕だったでしょ?」
芳しくなかった私の結果を察してか、彼女の言葉にはどこか優越感が混じります。
「ううん、私はそこまでじゃなかったかな……」
「えー、意外!やっぱり効率の問題なのかな」
悪気のない笑顔。
けれど、突き刺さる「私の方が上」というニュアンス。せっかくの食事が、少しずつ苦く感じられていきました。
友人の正論
その時です。黙って話を聞いていた、もう一人の友人が口を開きました。
「ねえ、人にはそれぞれのペースがあるし、別に比べる必要なくない?」
静かだけれど、芯のある声。
マウントを取っていた友人が「えっ?」と動きを止めた瞬間、彼女は畳み掛けるように続けます。
「持ち物の選び方も勉強の仕方も、正解なんて人それぞれ。自分が納得していればそれが一番だよ。誰かと比べて優劣をつけるのって、なんだか時間が勿体ない。せっかくのランチ、もっとワクワクする話しよう?」
一気に和らぐ、その場の空気。
マウントを取っていた友人も「……確かにそうだね、ごめん」と苦笑いを浮かべ、それ以上の追及はありませんでした。
比較される重圧から解放され、すっと軽くなる心。
自分の価値観を真っ向から肯定し、さりげなく守ってくれた彼女の優しさが、胸にじわっと広がります。
対等だからこそ心地よい、本当の友情。スカッとした気持ちの裏側で、大切なことを教わったような、晴れやかな午後でした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














