「めちゃくちゃ混んでるな」満車の駐車場。30分待ち、空いた場所に駐めようとした瞬間、信じられない光景を目にする
ショッピングモールの駐車場
「めちゃくちゃ混んでるな」
休日の大型ショッピングモール。
どこを見渡しても「満車」の赤い文字ばかりで、私たちは30分近くも同じフロアをぐるぐると回り続けていました。
「あ!あそこ、今荷物を積み込んでるよ!」
助手席に座る友人が、パッと前方を指さします。
そこには出発の準備をしている一台の車。
「本当だ!やっと空くね」
期待に胸を膨らませ、私はすぐさまハザードランプを点滅させました。
その車の斜め前で停車し、出庫をじっと待つこと数分。
ようやくバックランプが点灯し、ゆっくりとスペースが空きました。
「よし、入れるよ」
私がバックギアに入れようとした、その刹那のこと。
危険な運転
キィッ!
背後から短いタイヤの音が響き、一台の車が猛スピードで視界に割り込んできました。
「えっ、嘘でしょ!?」
私の言葉が終わるより早く、その車は私たちが待っていたスペースへ、頭から強引に突っ込んでしまったのです。
「ちょっと、ハザード出してるの絶対見えてたよね?」
「信じられない……。あんなに入り方、危なすぎるよ」
呆然とする私たち。
しかし、車から降りてきた運転手はこちらを一瞥することもなく、足早に建物の方へ歩き去っていきました。
「……文句、言いに行ったほうがいいのかな」
「でも、あんな強引な人とトラブルになるのも怖いし。せっかくの休日が台無しになっちゃう」
結局、私たちは行き場のないモヤモヤを抱えたまま、再びアクセルを踏みました。
「なんだか、すごく悲しいね」
「わかるよ。追い越されたことより、当たり前のようにマナーを無視されたのがショックだよね」
たかが駐車場、されど駐車場。
ルールを守る、順番を待つ。そんな当たり前の思いやりが欠けるだけで、誰かの心はこんなにも沈んでしまうのだと痛感しました。
「次は、きっといい場所が見つかるよ!」
友人の励ましに救われましたが、バックミラーに映るあの車を思い出すたび、今でも胸の奥がチクッとするような、苦い思い出です。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














