「私も休もうと思ってたんだよね」被ってしまったシフトの休み希望。子供の卒園式だと言うので1日譲った結果
譲り合いという名の「一方通行」
「来月はこの日にお休みを取って、自分へのご褒美にしようかな」
3月のシフト表を前に、膨らむ期待。
年度末の忙しさを乗り切るための、ささやかな楽しみでした。
ところが、背後からひょいと手元を覗き込む影。
「あ、その日!私も休もうと思ってたんだよね」
声をかけてきたのは、同じ職場の同僚。
3歳のお子さんがいて、最近、週3日勤務のスタイルに切り替えたばかりの人です。
私が狙っていた2日間の有給希望日、そのどちらにも彼女は「被せて」きました。
彼女はお子さんの体調不良による当日欠勤が目立ち、職場のみんなでフォローに入るのが日常茶飯事。
「お互い様」とは思いつつも、周囲に少なからず負担がかかっているのは事実です。
「あ、被っちゃいましたか。実は私、その2日間でお休みをいただきたくて」
「えー、困ったな。私もその2日間、絶対休みたいの。1日は保育園の卒園式なんだよね」
申し訳なさそうに、でもきっぱりと言い切る彼女。
「卒園式」という一生に一度の行事を出されては、独身の私が意地を張るわけにもいきません。
「そうなんですね。卒園式なら大切ですし、その日は私がずらしますよ」
「本当?助かる! ありがとう!」
パッと表情を明るくする彼女。ここまでは、よくある譲り合いの光景だと思っていたのです。
「お互い様」はどこへ消えた?
問題は、被ってしまったもう1日の休みについて。
「じゃあ、もう1日の方は私が休んでもいいですか?用事があるので」
私がそう尋ねると、彼女は急に困ったような顔をして黙り込んでしまいました。
「うーん……でも、その日も私、休むって決めちゃってたからなあ」
「……何か外せない用事があるんですか?」
「まあ、家のこととか、いろいろ。週3勤務になっちゃったから、休める時に休んでおかないと自分の時間が取れないんだよ。分かってよ」
返ってきたのは、なんとも自分都合の理由。
片方を譲ったのだから、もう一日はこちらに譲ってくれてもいいはず。
そんな期待は、彼女の「譲る気ゼロ」な態度を前に、もろくも崩れ去りました。
結局、話し合いは平行線のまま。
普段から彼女の急な休みをカバーしている身としては、感謝や配慮が一切感じられない態度に、どうしてもモヤモヤが募ります。
職場での助け合いは大切。
けれど、それが「当たり前」の権利のように振る舞われてしまうと、心には小さなトゲが刺さったまま。
そんな、すっきりしない春のシフト調整のお話でした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














