「聞いたよ。引っ越すんだって?」何気なく話した実家の建て替え話。後日、別の噂になっていた理由
「引っ越すんだって?」突然聞かれた夕方
子ども同士が仲良しで、お迎えの時間になると自然と立ち話をする保護者がいました。子どもが靴を履き替えるのを待つ、ほんの短い時間です。
ある日、実家の話になりました。家が古くなったため、親が建て替えをすることになり、その間はしばらく別の場所で暮らすらしい。私はそんなことを何気なく話しました。
それから数日後、園の門の前で、あまり話したことのない保護者から声をかけられました。
「聞いたよ。引っ越すんだって?」
一瞬、何のことか分かりませんでした。
「私ですか?引っ越さないですよ」
相手も「あれ、そうなの?」と不思議そうな顔をしました。その場ではそれ以上話しませんでしたが、帰宅してから、実家の話がどこかで混ざったのかもしれないと思いました。
こちらが聞く前に、相手から話しかけてきた
次の日のお迎えで、いつも立ち話をしている保護者に会いました。
すると相手は、私を見つけるなり声をかけてきました。
「昨日、あなたが引っ越すって話しちゃったんだけど、もしかして違った?」
やはり、そこから伝わった話だったようです。
責めるつもりはありませんでした。私も立ち話の中で何気なく話したことです。
「うん。引っ越すのは私じゃないよ。実家の建て替えの話」
そう言うと、相手は少し目を丸くしました。
「ああ、そういうことか。私、勘違いしてた」
どうやら、建て替えの間だけ親が別の場所へ移るという部分を、私自身の引っ越しだと思っていたようでした。
「話しちゃった人には訂正しておくね」
相手はそう言い、私も「大丈夫だよ」と答えました。
数日後、今度は正しい話を聞かれた
それから数日後、園の門の前で別の保護者から声をかけられました。
「ご実家、建て替えるんだってね」
今度は話が合っています。
「そうなんです。まだこれからなんですけど」
私が答えると、近くにいた人も「うちも前にやったよ。荷物の整理が大変だった」と話に加わりました。
その後、私自身が引っ越すという話を聞かれることはありませんでした。
あれからも、その人とは普通に話しています。ただ、何気ない立ち話でも、少し違った形で伝わることはあるのだと知りました。
間違って伝わったときは、相手を責めるのではなく、事実だけを言い直す。それだけで済むこともあるのだと感じた出来事です。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














