tend Editorial Team

2012.08.24(Fri)

ベルギースイーツの新しい波──カップケーキ&ジェリービーンズ

伝統を好むベルギーの人たちの間では、昔から続く老舗のパティスリーやショコラトリーに通い、日常的にスイーツを買う習慣があります。親子代々で同じスイーツショップに通い続けて常連になることもしばしば。ところが近年ではこうした習慣とは対照対的に、海外の最新スイーツを積極的に売するお店も少しずつ増えてきました。

日本の東京では、市場も大きく需要もあるため、世界各国のスイーツを扱うショップが多数あります。しかし小国ベルギーでは、ここ最近になってやっと少しずつ新感覚のスイーツを扱うところが出てきたばかり。モダンでアヴァンギャルドなファッションで知られ、ポップなお店が増えてきたアントワープでは今、ユニークなコンセプトのアメリカンなスイーツショップが注目を集めています。

カップケーキはひとつ2.5ユーロ〜2.9ユーロと手頃。他、マフィンやタルト、ケーキもある。

カップケーキはひとつ2.5ユーロ〜2.9ユーロと手頃。他、マフィンやタルト、ケーキもある。

まずはアントワープ大聖堂近く、レインドーストラートにある「モメイド カップケークス」。小さなお店のショーウィンドーの前では通行人が皆足を止め、季節のフルーツで飾られたケーキやタルトが美しく並んだ姿を眺めます。日本でもニューヨークのカップケーキの流行がありましたが、ここアントワープのカップケーキ専門店でも、キュートで美味しいカップケーキを求める女性客で賑わっています。

店内ではカップケーキに合わせたロマンチックな柄のお皿やコーヒーカップも販売している。

店内ではカップケーキに合わせたロマンチックな柄のお皿やコーヒーカップも販売している。

こちらのカップケーキは冷凍素材や着色料をいっさい使わず、新鮮な材料のみを使用し、朝の5時から焼かれているのが特徴。ヴァリエーションも多く、常に30〜40種類のカップケーキが置かれています。価格も一つ2.5ユーロ〜とお手頃です。ケーキを焼いているモハメッドさんは、常に新しいフレーバーやコンビネーション作りを試みており、それを心待ちにしている地元ファンも多いそう。白基調のモダンな店内には小さなテーブル席があり、客はその場でカップケーキを頬張っています。子どもの誕生日や結婚式などのパーティでのケータリングも行っているとのこと。

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