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2012.11.26(Mon)

ベルギーの伝統菓子を再構築、ブルージュの「ジュリエット」

ブルージュの地方菓子、レースクッキー。ブルージュの街には古いレースショップも数多くある。

ブルージュの地方菓子、レースクッキー。ブルージュの街には古いレースショップも数多くある。

そしてスペキュロース&スペキュラース同様に人気のあるクッキーが、ブルージュの伝統菓子である「レースクッキー」。薄くカリカリとしたクリスピーなクッキーは歯ごたえがあり、優しいバターの味とキャラメルの味が絡み合って癖になりそうな味わいです。これにもシナモン入りでキャラメリゼされたものと、シナモン抜きでキャラメル入りのものと2種類あり、シナモンが苦手な人も食べられるようになっています。

オーナーシェフ。「一番大切なのはクッキーのクオリティ。保存料を使わず、ナチュラルなものしか使わない。そして私が納得したクッキーしか出しません。」

オーナーシェフ。「一番大切なのはクッキーのクオリティ。保存料を使わず、ナチュラルなものしか使わない。そして私が納得したクッキーしか出しません。」

もともとは広告業界という別の分野で活躍していたオーナーシェフのブレンダ・ケルセベイク氏。キャリアの半ばで仕事を辞めて製菓学校に入り、ベルギーの伝統菓子を含む焼き菓子の基本をきっちりと勉強した後、「ジュリエット」の経営を引き継ぎ、リニューアルオープンさせました。

既に3冊、レシピ本を出版しているブレンダ。伝統レシピをモダンアレンジしたジュリエットオリジナルのスペキュロスの作り方、またスペキュロスを材料としたスイーツレシピなど、オリジナルのアイディアが満載。

既に3冊、レシピ本を出版しているブレンダ。伝統レシピをモダンアレンジしたジュリエットオリジナルのスペキュロスの作り方、またスペキュロスを材料としたスイーツレシピなど、オリジナルのアイディアが満載。

その巧みな陳列のバランスや洗練された店の雰囲気から、よくチェーン店だと間違われるそうですが、店舗はこの一軒のみ。古くから伝わるベルギースイーツの伝統を守りつつ、客の好みを徹底リサーチしフレーバーを細分化、そしてモダンにアレンジして提供したクッキーが「ジュリエット」の成功に繋がりました。現在も新しいフレイバーを試作中ということで、今後もどんな味のスペキュロースが出てくるのか楽しみです。

店舗情報

店舗名 : Juliette’s
住所 : Wollestraat 31 a, 8000
電話番号 : +32 (0) 50 34 84 40
営業時間 : 月・火・金曜 10:00-18:00 / 水・木曜 10:30-18:00 / 土・日 10:00-18:30
WEB : http://www.juliettes.be/

プロフィール

中川 朋美 (なかがわ ともみ):ライター/フリーランスPR
東京のPR代理店で5年勤務後、2011年5月にオランダ・アムステルダム郊外に渡欧。オランダ文化、語学を学びながら主に食関係のライター、フリーランスPRに従事。

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