和菓子と習字のコラボイベント「Minamoto Kitchoan」

（左）ライブカリグラファーの山口葵さん／（右）うちわのデザインを選ぶ客達

今回同店で、カリグラフィー・パフォーマンス（習字実演）とのコラボが、初めて開催されました。柿をイメージした、秋色で彩られた店内で、白黒の習字アートが引き立って見えました。アーティストの山口葵さんは、地元サンフランシスコで「ライブ　カリグラファー・アーティスト」として活躍されています。市内のギャラリーで個展をしたり、和習字に憧れるアメリカ人を惹き付けています。

この日も、彼女の習字パフォーマンスを、通りを歩く人達が足を止め、真剣に見ていました。このイベントは、「源吉兆庵」のオリジナルのうちわに、お客様が日本語を書いてもらうというもの。習字を描いて貰っていたアメリカ人の2人に聞くと、「和菓子といっしょに主人にプレゼントします。漢字は読めないけど、格好いいわ」「日本の習字はとても高級感があって、クールね。お菓子もステキだし、おじいちゃんと主人にプレゼントします」という答えが返ってきました。

「源吉兆庵」は、現在アメリカで、ニューヨークとサンフランシスコの2店舗が独立店となっていますが、「Jalux」（JALグループ系商社）のプロデュースにより、日系スーパーマーケットに日本菓子ブランドを集結させた「J-Sweets」コーナーを設置し、マーケティングにも力を注いでいます。アメリカはこれからクリスマスまでのホリデーシーズン、一年間でギフトが最も売れる時期です。和菓子の美がギフトの季節を彩り始めています。

店舗詳細

プロフィール

関根絵里（せきねえり）：グルメ、トラベルライター＆フォトグラファー/コーディネーター
サンフランシスコ在住。生まれつきのスイーツ大好き人間。
96年からの海外生活で世界のスイーツリポートに挑戦中。
現在はアメリカのフード新聞、マガジン、日本のトラベル、フードマガジンなどに執筆中。
ご意見、ご感想は：ellipage@gmail.comまで。

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